F1中国GP

　自動車レースのF1は23日、第2戦中国GPの決勝が行われ、角田裕毅（レーシングブルズ）は16位に終わりポイント獲得はならなかった。レース途中にはフロントウイングが突如破損するアクシデントが発生。角田も「少しイライラする」と納得がいかない様子のコメントを残している。

【PR】大谷翔平に「安心感」を与える一着　MVP＆2冠王の“軸”を安定させるCW-Xのウェア

　46周目のホームストレート。カルロス・サインツ（ウィリアムズ）を追い、14番手で走行していた角田のマシンのフロントウイングが突如破損した。何の前触れもない、まさかのアクシデント。緊急ピットインした角田は、その後もペースが上がらず19番手でフィニッシュ。上位3台が失格になったことで順位は16位に修正された。

　F1公式サイトは、悲劇に見舞われた角田のコメントを紹介。「とても残念だ。間違いなくもっと良い結果を期待していた」とレースを残念がった。さらに「フロントウイングの損傷には少しイライラした。恐らく何かの破片だったのだろう。調査するがいくつかの点において、我々は不運だった」となかなか見られないアクシデントを振り返った。

　また、RBのローラン・メキース代表もまさかの事態に困惑。「もちろん、終盤にユウキのフロントウイングが壊れた原因を調査する」とした上で、「ユウキのホームレースとなる日本での次のラウンドに向けてさらに強くなって戻ってくる」と決意を新たにした。

　角田は、現地16日に行われた開幕戦のオーストラリアGPでも、雨が降り続ける中、ステイアウトを選択したチームの戦略が奏功せず12位。次戦は4月6日より、鈴鹿サーキットで日本GPが開催される。