「これが吉田優利の怖さ。やばい」 先輩・渋野日向子を唖然とさせた8打差独走・吉田の集中力
女子ゴルフの国内ツアー・Vポイント×SMBCレディス第2日が22日、千葉・紫CCすみれC(6668ヤード、パー72)で行われた。首位に1打差の2位で出た吉田優利(エプソン)は8バーディー、ボギーなし、自己ベストタイの64で回り、通算12アンダーで2位に8打差の単独首位に。米ツアーで結果を求め過ぎた昨季の反省から「自分の気持ちのいいゴルフ」に徹した。独走Vに王手をかけ、渋野日向子(サントリー)に「これが吉田優利の怖さ」と言わしめた。

Vポイント×SMBCレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・Vポイント×SMBCレディス第2日が22日、千葉・紫CCすみれC(6668ヤード、パー72)で行われた。首位に1打差の2位で出た吉田優利(エプソン)は8バーディー、ボギーなし、自己ベストタイの64で回り、通算12アンダーで2位に8打差の単独首位に。米ツアーで結果を求め過ぎた昨季の反省から「自分の気持ちのいいゴルフ」に徹した。独走Vに王手をかけ、渋野日向子(サントリー)に「これが吉田優利の怖さ」と言わしめた。
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吉田の感覚は研ぎ澄まされていた。「ゴルフはボールを止めるスポーツで、キャリーとランの計算が大事」。頭で繰り返しながら一打に集中した。
「今は結果よりも、自分で気持ち良くプレーをしたいだけです。コースは難しいので、考え続けないといけない。思考を途切らせなかったことが良かったと思います」
特に冴えたのは小技だ。出だしの1番。グリーン右からピンまで9ヤードのバーディートライをパターで決めた。3番は8ヤードのアプローチをカップイン。難関14番パー4でも、グリーン奥からピンまで10ヤードの第3打をカップに放り込んだ。積み重ねた8バーディーのうち3つがチップインだった。
硬くて速いグリーンゆえに、スピンコントロールは難しい。それを実感していた所属事務所の先輩でもある渋野は、吉田の独走を知り「やばい。考えられない」と唖然。自身も2アンダーの6位につけたが、驚きを隠せなかった。
「これだけのスコアが出るコースとは思えないですよ。でも、これがゾーンに入った時の吉田優利の怖さですね。レベルが高い選手です」