ゴルフを離れていた時期に励ましてくれた“あし長おじさん”の存在

　前半は37。この時点では40位台で、3番パー4でボギーを打って2オーバーにした。だが、その後はこの1年間で磨いてきたパッティングが冴えて、3バーディーを重ねて8位でホールアウトした。

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「ラッキーもありましたし、今日は80点の出来です。ただ、ローピングをされたコースの中でプレーできることがうれしかったです。快感的な感じでした」

　ロープの外には、4度目のプロテストを失敗してゴルフから離れていた時期に「続けなきゃダメだ。宮崎にずっといるから力が出せないんだよ。関東に行けば、試合の機会はたくさんある。そのための必要経費は出してあげるから、絶対に続けなさい」などと励ましてくれた男性の姿もあった。

　そんな“あし長おじさん”は、青木のスポンサーにはならず、今、プロテスト合格を目指す別の女性ゴルファーのサポートをしている。それを青木が説明した。

「この試合、私のキャディーをしてくれた友人をサポートしてくれています。彼女もプロを諦めかけていたのですが、また、頑張っています。そして、今回は一緒に戦ってくれています」

　そして、青木自身はトップ10スタートでも、難コースゆえに気の抜けない状況はよく分かっている。

「予選通過はしたいですけど、明日も楽しみながら自分のできることをやるだけです」

　大勢のギャラリーと支援者の力も借りて、青木はまずは次の18ホールで力を出し尽くす。