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日本選手初の快挙! 21歳大学生が氷上のバトル「クラッシュドアイス」で表彰台

6週間かけて野球場にアイストラックを建造した【写真:(C)PRESSPORTS】
6週間かけて野球場にアイストラックを建造した【写真:(C)PRESSPORTS】

ベテラン選手からは「元気くん」と呼ばれるムードメーカー

 ボストン大会では、ジュニアクラスより先に行われたエリートカテゴリー1回戦でまさかのミスで敗退したが、「ジュニアカテゴリーで戦える最後のシーズンなので、ジュニアで優勝を狙えるのはこれがラストチャンス」と頭を切り換えた。

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 山内はジュニア1回戦、準々決勝をトップ通過。セミファイナルでは混戦を制して決勝進出となる2着でゴールした。「表彰台の頂点をねらいます!」と豪語して迎えたファイナルだったが、世界の強豪を相手にはまだ経験値が足らず3位でゴール。それでも表彰台に上り、最低限の結果を残してシーズンを終えた。

 日本選手の中では「元気くん」と呼ばれる。海外遠征のノウハウなどは同じ日本選手として一緒に転戦する先輩たちから教えてもらってばかり。それでも「元気くんは年齢も若いというのがあるし、これこれから期待できますね」とベテランの安床も温かく見守っている。

 新たなスポーツ文化の創造として徐々に認知度を高めつつあるレッドブル・クラッシュドアイス。日本男子のエースは間違いなく山内であることを覚えておいてほしい。

 2月23日には長野県の菅平高原パインビークスキー場でだれでも参加できるアイスクロスダウンヒル大会が日本で初開催される。「ATSX(All Terrain Skate Cross Federation)」が主催するシリーズ戦で、『クラッシュドアイス』はレッドブルが共催するATSX 1000というカテゴリーだが、菅平で行われる大会は競技者拡大を狙った「ATSX 100」カテゴリー。ただし日本のトップ選手も参加するので、このアブナイ競技に興味がある人はぜひご参加を。

(山口 和幸 / Kazuyuki-Yamaguchi)


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