井上尚弥の標的王者が出した“蹴り”に苦言「酷い」 陣営・大橋会長「武居にキックの…」
ボクシング大橋ジムの大橋秀行会長が17日、神奈川・横浜市内で取材に応じた。所属する世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が標的にするWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)が、15日(日本時間16日)に2度目の防衛成功。しかし、インターバルで相手に蹴りを入れたことが話題となり「酷いですね」と言及した。

大橋会長が取材対応
ボクシング大橋ジムの大橋秀行会長が17日、神奈川・横浜市内で取材に応じた。所属する世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が標的にするWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)が、15日(日本時間16日)に2度目の防衛成功。しかし、インターバルで相手に蹴りを入れたことが話題となり「酷いですね」と言及した。
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ボールは井上が昨年9月に下した挑戦者TJ・ドヘニー(アイルランド)に10回終了TKO勝ち。しかし初回終了時、ゴングが鳴っても腕をとかなかった相手の右脚付近に蹴りを入れた。倒れ込んで痛がったドヘニー。両者はレフェリーから注意を与えられた。
井上もXで「ボール君面白いやつだ とりあえず蹴っちゃダメだよ!!」と反応した場面。大橋会長は「蹴りは酷いですね」と苦笑いで苦言を呈した。井上が年内にボールに挑戦する構想があるため、「武居がローキックのカットを指導します」とジョーク。K-1世界王者からボクシングに転向し、大橋ジムでWBO世界バンタム級王者になった武居由樹の名前を出しながら報道陣の笑いを誘った。
「余計なことを言ってしまいましたね」と、もちろん冗談。「ただ、井上とやったら噛み合うでしょう。初回から来る選手ですから」と激闘を期待し、「今までの相手は倒されるので、ああいうふうに向かって来られないので」と好戦的なボールについて話した。
井上は5月4日に米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで、WBA世界スーパーバンタム級2位ラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を予定している。
この日は横浜市内で会見し、武居の同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)とのV2戦、IBF世界スーパーフェザー級3位・力石政法(ともに大橋)の世界初挑戦を発表。5月28日に横浜BUNTAIでダブル世界戦を行う。NTTドコモの映像配信サービス「Leminoプレミアム」で有料生配信。大橋会長は「最高の試合で最高の結果を出してくれると思う」と2人に期待した。
(THE ANSWER編集部)