寺地拳四朗「ゆっくり猫と過ごした」 激闘王座統一から一夜、阿久井と2ショット撮影 3階級制覇に自信「Sフライ級まではいける」
ボクシングのWBA&WBC世界フライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が14日、王座統一戦から一夜明け、都内で会見した。前夜は東京・両国国技館でWBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に12回1分31秒TKO勝ちし、井上尚弥(大橋)に次ぐ日本人2人目となる2階級目の王座統一を達成。激闘を振り返り、スーパーフライ級参戦への展望などを語った。

トリプル世界戦から一夜明けて会見
ボクシングのWBA&WBC世界フライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が14日、王座統一戦から一夜明け、都内で会見した。前夜は東京・両国国技館でWBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に12回1分31秒TKO勝ちし、井上尚弥(大橋)に次ぐ日本人2人目となる2階級目の王座統一を達成。激闘を振り返り、スーパーフライ級参戦への展望などを語った。
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寺地は傷だらけの顔で会見した。試合後は祝勝会に顔を出し「あとはゆっくり猫と過ごした」と笑顔。Xで流れてきた試合映像を見返し「本当にユーリ選手は強くて。内容は詳しく覚えていないけど、最後は本当に行くところに行けてよかった。激闘の割りに頭痛はなく、ダメージは大丈夫でしたね」と安堵した。
阿久井は試合後に治療のため会見できず、この日は寺地の前に会見。通路で入れ違いとなり、寺地は「本当に強かったです」と伝えて2ショットを撮影した。「スパーも何度もやって正々堂々と戦って、試合が終わって良い選手だと改めて思いました」と敬意を払った。
試合は激しい打撃戦だった。互いに有効打を浴びせ、最終12回に寺地が猛ラッシュ。阿久井がふらついたところでレフェリーストップとなった。「最終回はより気合が入っていた。そこまでポイントを深く考えているわけではない。トレーナーを信じて行っていた。最終回はこのラウンドは意地でも取ってやろうという気持ちでいきました」と振り返った。
井岡一翔―八重樫東、寺地―京口紘人に続く、3度目の日本人同士による複数団体の世界王座統一戦。試合後はスーパーフライ級転向を宣言し、「Bam(バム)」ことWBC世界同級王者ジェシー・ロドリゲス(米国・帝拳)を名指しした。同階級は世界返り咲きを狙う前WBA王者・井岡一翔(志成)ら強者が揃っている。
「スーパーフライ級までは不安はない。バンタム級は体格差を感じるけど、スーパーフライ級まではいけると思う」と自信。同興行ではWBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)が勝利を収め、3団体統一戦の選択肢もあるが、「1回やっている(勝利)ので、自分にメリットのある試合ではないと思うけど、決まればしっかり気合を入れてやる。その辺は状況次第」と話すにとどめた。
(THE ANSWER編集部)
