紀平梨花、SP5位からの大逆転を海外続々称賛「壮大な復活劇」「圧倒的」「美しい」
フィギュアスケートの四大陸選手権は8日(日本時間9日)、女子フリーが行われ、グランプリ(GP)ファイナル女王でショートプログラム(SP)5位の紀平梨花(関大KFSC)は153.41点、合計221.99点で逆転優勝を飾った。SPの時点では首位まで約5点差あったが、圧巻の演技でひっくり返した。
海外メディアも紀平の演技を続々称賛
フィギュアスケートの四大陸選手権は8日(日本時間9日)、女子フリーが行われ、グランプリ(GP)ファイナル女王でショートプログラム(SP)5位の紀平梨花(関大KFSC)は153.41点、合計221.99点で逆転優勝を飾った。SPの時点では首位まで約5点差あったが、ひっくり返した。これで今季の国際大会は5連勝。圧倒的な強さを発揮し、結果を残し続ける16歳の女王に各国メディアも続々称賛を送っている。
不安を吹き飛ばし、紀平が圧巻の演技を披露した。冒頭、トリプルアクセルを完璧に決める。続くジャンプもトリプルアクセルの予定だったが、ここは冷静にダブルアクセルに切り替え、3回転トウループのコンビネーションにつなげた。
後半もジャンプをしっかりと決め、全体を通してミスのない演技。スピン、ステップでも加点を得て、割れんばかりの喝采を浴びた。代名詞のトリプルアクセルを1本封印しても、別のコンビネーションジャンプで難易度を上げ、高得点を叩き出した。
シニアデビューイヤーにして女王の風格を漂わせる紀平を、海外メディアも相次いで称賛している。開催地の米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「日本のリカ・キヒラが四大陸フィギュアスケート選手権の女子最終日で輝く」と題して報じ、「日本のリカ・キヒラが美しいフリースケートを演じ、トリプル・アクセルを決め。彼女は四大陸フィギュアスケート選手権で金曜日夜に優勝を果たした」と試合の内容を伝えている。
米フィギュア専門誌「IFSマガジン」も「今夜はリカ・キヒラが圧倒的勝利」と速報でツイート。IOC運営の五輪専門サイト「オリンピックチャンネル」の公式ツイッターも「5位から優勝! 壮大な復活劇を見せる」と逆転劇を称えた。
直前にアクシデントに襲われながらも、驚異の巻き返しで頂点に立った紀平。この勢いはどこまで続くのか。ホーム開催の世界選手権(3月・埼玉)が楽しみだ。
(THE ANSWER編集部)