ブルー・ベイLPGA

　米女子プロゴルフ（LPGA）ツアーのブルー・ベイLPGA最終日が9日、中国・海南島のジャン・レイク・ブルー・ベイGC（6712ヤード、パー72）で行われ、2位に2打差の単独首位で出た21歳・竹田麗央（ヤマエグループHD）が米ツアー通算2勝目を飾った。この日の「最難関ホール」の攻略の様子を米女子プロゴルフ協会（LPGA）が紹介。元世界ランク1位も「ここまでくればもう大丈夫」と優勝を確信していた。

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　2位に2打差をつけてスタートした最終日の竹田は、前半だけで3つスコアを伸ばして独走態勢。迎えた折り返しの10番は左ドッグレッグの437ヤード、パー4。この日の“最難関”とされるホールだった。ティーショットはフェアウェー。ピンまで177ヤードにつけた。

　第2打、米国で生中継していた専門局「ゴルフチャンネル」のレポーターは竹田のショットに「ピンは彼女にとって良い位置にあります。向かい風で高いフェード。センセーショナルな1打です」と伝えると、解説を務めた元世界ランク1位ユ・ソヨン（韓国）は「奥の傾斜を使ってピン方向へ転がします」と正確なショットを称賛。実況のケイト・バトロン氏も「これは並外れたショットです」と驚愕した。

　迎えたグリーン奥からのバーディーパット。繊細なタッチで転がして見事に決めた。バトロン氏が「真っ直ぐカップに吸い込まれました。リオ・タケダが今週最も難しいホールの一つで見事なバーディー」と伝えると、ユ・ソヨンも「ここまでくれば、もう笑って大丈夫だと思いますよ」と優勝を確信していた。