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女子マラソンの猛追を支えた2位佐藤早也伽の猛練習 きっかけは日本記録保持者の一言、監督証言

レース後、会見場で笑顔を見せる佐藤【写真:中戸川知世】
レース後、会見場で笑顔を見せる佐藤【写真:中戸川知世】

野口監督「今までで一番、質も量もこなせた」

 12月末から宮崎合宿。1か月で本番さながらの40キロ走を4本こなすなど走り込んできた。「(12月から)3か月間じっくりとできた。今回が今までで一番、質も量もこなせた」と、監督自身も納得の練習量。20年に初マラソン日本歴代6位(当時)の2時間23分27秒を出した相性のいい名古屋に照準を定めてきた。

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 この日は失速どころか、36キロ過ぎにはユニスチェビチー・チュンバ(バーレーン)を押しのけて2位になる力強い走り。「本人も40キロくらいまではそこまできつくなかったと言っていた。今まではスピード、スピードの練習をしてきたけど、きつい中で押し込んで走るという練習をしてきた成果が出た」。新たに身に着けた武器が走りを後押しした。

 監督自身も「大会前はあまり考えていなかった」という世界陸上代表に大きく前進。前回のブダペスト世界選手権は20位。野口監督は「ブダペストでも失速したので、今回は本人が満足する走りができればいいですね」と代弁した。二人三脚で再び辿り着いた世界の舞台。進化を披露する。

(梅本 タツヤ / Tatsuya Umemoto)


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