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女子マラソン東京世陸争いの見通し説明 安藤は濃厚、残り2枠は佐藤、小林ら候補 陸連「5人が対象に」

9月の東京世界陸上代表の最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンが9日、バンテリンドームナゴヤ発着の42.195キロで行われ、30歳の佐藤早也伽(積水化学)が自己ベスト2時間20分59秒で日本人トップの2位に入った。参加標準記録2時間23分30秒、代表有力候補だった小林香菜のタイムを上回る力走で代表内定に大きく前進。日本陸上競技連盟の高岡寿成シニアディレクターは代表争いの見通しを語った。

名古屋ウィメンズマラソンで2位でゴールした佐藤早也伽【写真:中戸川知世】
名古屋ウィメンズマラソンで2位でゴールした佐藤早也伽【写真:中戸川知世】

名古屋ウィメンズマラソン

 9月の東京世界陸上代表の最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンが9日、バンテリンドームナゴヤ発着の42.195キロで行われ、30歳の佐藤早也伽(積水化学)が自己ベスト2時間20分59秒で日本人トップの2位に入った。参加標準記録2時間23分30秒、代表有力候補だった小林香菜のタイムを上回る力走で代表内定に大きく前進。日本陸上競技連盟の高岡寿成シニアディレクターは代表争いの見通しを語った。

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 東京世界陸上の代表は最大3枠。日本陸連のJMCポイントランク1位で条件を満たした選手、参加資格有効期間(23年11月5日~25年5月4日)に日本記録をマークし、保持した選手が内定。さらに今大会までの選考対象レースで参加標準記録2時間23分30秒を突破した選手から総合的に判断される。

 JMCポイントランクでは、東京マラソンで日本人トップの2時間23分37秒だった安藤友香が首位になることが濃厚だ。参加標準記録を突破した選手の中では、大阪国際女子で2時間21分19秒を記録し、日本人トップの2位だった小林香菜、2時間21分33秒で同2番手に入ったパリ五輪6位の鈴木優花も有力候補に挙がっていたが、佐藤がこれを上回った。

陸連会見でコメントする高岡寿成シニアディレクター【写真:中戸川知世】
陸連会見でコメントする高岡寿成シニアディレクター【写真:中戸川知世】

 レース後に会見した高岡氏は「選考要綱の順番でいけば、JMCシリーズのチャンピオンが一番なのでその部分で1人」と安藤は濃厚に。「参加標準記録を突破したのは大阪国際女子で2人、今大会で3人ということで5人が選考対象になってくる」と見通しを明かした。佐藤、小林、鈴木のほか、上杉真穂(2時間22分11、日本人2番手の4位)、加世田梨花(2時間23分5、日本人3番手の5位)も候補という。

「男子と同様、複数の選手がこのようなテーブルに上がるというのは、女子のレベルも男子と同様底上げができていると思う」と納得。佐藤の走りについては「離された時は3番目だったが、粘り強く追いかけ、そこで1人抜いた。優勝には届かなかったが、勝負に対しての執念が見られた」と評価した。

 シェイラ・チェプキルイ(ケニア)が2時間20分39秒で優勝した。

(THE ANSWER編集部)


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