ブルー・ベイLPGA

　米女子プロゴルフ（LPGA）ツアーのブルー・ベイLPGAは8日、中国・海南島のジャン・レイク・ブルー・ベイGC（6712ヤード、パー72）で第3日が行われた。1打差の3位で出た米ツアー本格参戦1年目の21歳・竹田麗央（ヤマエグループHD）は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーの単独首位。16番のバーディーに、元世界ランク1位は「ボールは一瞬考えていたようですね」と独特の表現で称えた。

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　16番パー3。竹田は2段グリーンの下からのロングパットとなったが、見事に沈めた。最後はカップの縁で止まりかけたところでもう一転がり。バーディーを奪い、後続を引き離した。米国で中継した専門局「ゴルフチャンネル」の放送席では、解説を務めた元世界ランク1位ユ・ソヨン（韓国）が「オォォ！」「ワオ！」「これで2位に2打差をつけて首位ですよ」と伝えた。

　実況のケイト・バトロン氏が「非常に重要な瞬間でした」と話すと、ユ・ソヨンは「ボールは一瞬考えていたようでしたね。『入った方がいいかな？』って」と独特な言い回しで笑った。

　昨年4月にツアー初優勝を果たした竹田は、11月までに8勝と大躍進。日本女子オープンなど国内メジャー2冠だけでなく、米ツアーのTOTOジャパンクラシックまで制し、今季の同ツアー出場権を手にした。メルセデス・ランク1位で年間女王に輝き、年間賞金も2億6573万16円で史上最高額を更新。米ツアー本格参戦1年目で早々に優勝争いを繰り広げている。