ブルー・ベイLPGA

　米女子プロゴルフ（LPGA）ツアーのブルー・ベイLPGAは8日、中国・海南島のジャン・レイク・ブルー・ベイGC（6712ヤード、パー72）で第3日が行われた。1打差の3位で出た米ツアー本格参戦1年目の21歳・竹田麗央（ヤマエグループHD）は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーの単独首位。華麗なアプローチや振る舞いに対し、元世界ランク1位は「美しい」と絶賛している。

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　華麗なアプローチでトップに立った。8番パー5の第3打。竹田はラフから力感なくクラブを振り抜いた。ピンにしっかりと寄せてバーディー。通算9アンダーの単独首位に躍り出た。以降は12、13番でボギーを叩いたが、14番で貫禄のバーディー。16番も1つ伸ばし、貫禄すら漂わせながら3人の2位に2打差をつけ、日本開催だった昨年11月以来の米ツアー2勝目に王手をかけた。

　米国で中継した専門局「ゴルフチャンネル」の放送席では、解説を務めた元世界ランク1位ユ・ソヨン（韓国）が絶賛。8番の第3打について「美しい」と感嘆の声を上げた。

　さらにバーディーパットを決めた後、単独首位に立った竹田が表情を崩さない様子が映され、「スコアカードが手元になければ彼女が首位に立っていることに気づかないでしょうね。とても落ち着いていて、表情を崩しません」と堂々とした振る舞いに脱帽した。

　昨年4月にツアー初優勝を果たした竹田は、11月までに8勝と大躍進。日本女子オープンなど国内メジャー2冠だけでなく、米ツアーのTOTOジャパンクラシックまで制し、今季の同ツアー出場権を手にした。メルセデス・ランク1位で年間女王に輝き、年間賞金も2億6573万16円で史上最高額を更新。米ツアー本格参戦1年目で早々に優勝争いを繰り広げている。