ダイキンオーキッドレディス

　女子ゴルフの国内ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディス第3日が、沖縄・琉球GC（6610ヤード、パー72）で行われた。首位と1打差の4位で出たツアールーキーの21歳・吉田鈴（大東建託）は、3バーディー、2ボギーの71で回り、通算2アンダーの6位。混迷を極める優勝争いでは新たな名前が台頭し、ファンは「鬱憤を晴らして」とエールを送っている。

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　積極的なゴルフでくらいついた。14番パー4。吉田は第3打のロングパットをきっちり沈めた。ギャラリーからも大歓声。16番でも伸ばし、首位の菅楓華と3打差で優勝争いに踏みとどまった。

　動画を公開した日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式Xは、「積極果敢に攻めて14番ホールでバーディーを奪取」と記して投稿。ファンからは「よし!!　頑張れー」と反響が集まった。ネット上でも「最終日は鬱憤を晴らしてもらいましょう」「春ですねぇ～」「優勝狙える位置だし、明日の最終日楽しみです」と反応が相次いでいる。

　吉田はツアー通算3勝の優利を姉に持つ21歳。2022年オーガスタナショナル女子アマで日本人唯一の予選突破を果たし、レギュラーツアーでもベストアマを獲得するなどアマチュア時代から注目されてきた。一方、プロテストは4度目で合格した苦労人。念願の舞台で初戦から奮闘し、根強いファンから背中を押されているようだ。

　第3日を終えて3打差に9人がひしめく混戦状態。初日から上位に入り、存在感を放つ吉田も逆転初優勝が期待される。