ボクシング世界戦で粋な恩返し「人と違っていい」 小学生130人をV1戦に招待する岩田翔吉が告白
ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(帝拳)が6日、都内の所属ジムで練習を公開した。13日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦興行で、同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)との初防衛戦を予定。母校の小学生130人を招待する粋な恩返しを明かした。戦績は29歳の岩田が14勝(11KO)1敗、32歳のサンティアゴは13勝(9KO)4敗。

13日トリプル世界戦、「U-NEXT」で独占生配信
ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(帝拳)が6日、都内の所属ジムで練習を公開した。13日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦興行で、同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)との初防衛戦を予定。母校の小学生130人を招待する粋な恩返しを明かした。戦績は29歳の岩田が14勝(11KO)1敗、32歳のサンティアゴは13勝(9KO)4敗。
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子どもたちに輝く姿を届ける。岩田は1月末に母校の立教小学校で講演。ヤンチャだった自身の幼少期を明かし、そこからボクシングを極めて世界王者になった半生を語った。「人と違ってもいい。好きなことをやり続けることが大事」と説いた30分。負けられない想いが増した。
「子どもたちが興味を持ってくれた。自分は優等生ではなく怒られてばかりだった。自分みたいな出来の悪かった子が喋ってもいいのかなと前置きしました(笑)。好きなもの(格闘技)ができて落ち着くことができた。好きなことを続けることはいいことなんだなと見せられたら。ボクシングの魅力を見せたい。自分は言葉が上手くないし、背中で見せられるように」
岩田は2022年11月に世界初挑戦したが、WBO王者だったジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に0-3の判定でプロ初黒星。技術巧者の相手からポイントを奪えなかったが、再起後は4戦連続KO勝ちを収めた。昨年10月の2度目の世界戦で早大出身ボクサー初の世界王者に輝いた。
元世界2階級制覇王者・粟生隆寛トレーナーに師事。駆け引き、リズム変化、構えなど細かい部分を指導された。この日はシャドー2回、ミット打ち1回、サンドバッグ打ち1回で軽快な動きを披露。「絶好調。楽しみでしかない」と準備は万端だ。
相手のサンティアゴは元暫定王者。昨年2月にゴンサレスとの団体内統一戦に敗れた。岩田は「ゴンサレスがサンティアゴに『クレバーに戦うように』とアドバイスをしたという記事を見た」とプエルトリコ人同士の情報共有を知った。「でも、ゴンサレスのようにやられても、追い足で対応できる。どういう状況でも崩していきたい」と迎え撃つ。
(THE ANSWER編集部)
