オープン戦初先発で対戦

　米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手は4日（日本時間5日）、米アリゾナ州グレンデールで行われたレッズとのオープン戦で、5回からドジャースに移籍後初登板。3回2安打無失点5奪三振、2四死球と好投した。レッズのスタメンマスクをかぶったオースティン・ウィンズは、佐々木について「対戦できて幸せだ。見れて良かった」と、地元紙に語っている。

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　シンシナティ地元紙「ザ・シンシナティ・エンクワイヤラー」は、「レッズ、ロウキ・ササキのドジャース・デビューに反応」という小見出しで記事を掲載。「このオフに日本のプロ野球リーグ、千葉ロッテマリーンズから加入したササキはMLBでは火曜日のトップニュースとなり、そのデビューは国際的なニュースとなった」と記している。

　記事では「犠牲になったのはレッズだったが、彼のデビューは十分成功といえるものだった。3回無失点で5つの三振を奪った」とレッズ戦における佐々木のパフォーマンスを評価。「ササキは平均時速98マイル（約157.7キロ）の勢いのあるフォーシームを投げた。99.3マイル（約159.8キロ）、99.2マイル（約159.6キロ）のボールもあった。シンシナティ（の打者）は、8球空振りした」と振り返った。

　続けて、レッズのスタメン捕手として試合出場し、2打席佐々木と対戦したウィンズの談話を紹介している。5回の打席では安打を放ったものの、7回の打席では落差のあるスプリットで空振り三振を喫し膝から崩れ落ちたウィンズは、「大騒ぎ（の実力）は本物だね」と佐々木を評した。

「彼の速球、スライダー、スプリットは間違いなく衝撃的だ。時速100マイルに見えるし重い」と投球内容に脱帽したウィンズ。「彼の可能性は無限だよ。彼と対戦できて幸せだ。すごい評価を受けている彼を見れて良かったよ。とてもスペシャルな選手だ」と、開幕ロースターを目指す立場から、佐々木の投球を振り返っていた。