13日トリプル世界戦、「U-NEXT」で独占生配信

　ボクシングの元世界2階級制覇王者・京口紘人（ワタナベ）が5日、都内の所属ジムで練習を公開した。13日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦興行で、WBO世界フライ王者アンソニー・オラスクアガ（米国・帝拳）に3階級制覇を懸けて挑戦。アスリートフードマイスターの資格を持つ妻のサポートを受け、決戦に挑む。戦績は26歳のオラスクアガは8勝（6KO）1敗、31歳の京口は19勝（12KO）2敗。

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　減量終盤の京口は身も心もエネルギーに溢れていた。東洋太平洋同級7位ミエル・ファハルド（フィリピン）と3回のスパーリング。ファイター型の相手に被弾する場面もあったが、基本に忠実な防御で対応した。得意の左ボディーや多彩なコンビネーションで反撃。「筋肉量も増えて、いろいろと変化を感じる」。汗だくの表情は明るい。リミット50.8キロまで残り4キロの減量も順調だ。

　強力なサポートを受け、肉体改造に励んできた。インフルエンサーの「あきまっくす」として活動してきた亜希さんと2023年1月に結婚。アスリートフードマイスターの資格を持つ妻と2人で管理栄養士の助言を受けた。感謝を込めながら明かす。

「妻も支える側を経験しているからか、進化していますね。僕もそうすけど、食に対しての意識も変わった。ほんまにめっちゃ食べてますね」

　食事の味はもちろん、献立のバリエーションも増加。食べながら体重を落とせるのはボクサーにとってもありがたい。一日の摂取カロリー、人間が生きるのに必要な栄養素の摂取比率「PFCバランス」、食事のタイミングまで徹底。たんぱく質、脂質、炭水化物の比率を意識し、苦しい減量期を支えてもらった。