米女子ツアー開幕4戦連続で日本勢がトップ10入り 新人賞ランクも上位独占…新時代の幕開け
ゴルフの米女子ツアーは3週間続くアジアシリーズ最終戦、ブルーベイLPGAが6日から中国・海南島のジャン・レイク・ブルー・ベイGC(6712ヤード、パー72)で行われる。ここまで開幕から4戦連続トップ10入りを果たした日本勢は、今季新人王レースのポイントランキングでも上位を独占。一大勢力を形成し、新時代の幕開けともいえる状況になっている。

4戦が終了した今季の米女子ゴルフ
ゴルフの米女子ツアーは3週間続くアジアシリーズ最終戦、ブルーベイLPGAが6日から中国・海南島のジャン・レイク・ブルー・ベイGC(6712ヤード、パー72)で行われる。ここまで開幕から4戦連続トップ10入りを果たした日本勢は、今季新人王レースのポイントランキングでも上位を独占。一大勢力を形成し、新時代の幕開けともいえる状況になっている。
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今季の米ツアーに、日本勢は実質13人が出場。昨季の結果でシード権を確保した古江彩佳、西郷真央、笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子、西村優菜、勝みなみの7人に加え、TOTOジャパンクラシック優勝で権利を得た竹田麗央、さらに最終予選会トップ通過の山下美夢有をはじめ、岩井千怜、岩井明愛、吉田優利、馬場咲希の5人が新たに資格を得た。
昨季優勝者などが出場した開幕戦のヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズでは竹田がいきなり8位に食い込むと、2戦目のファウンダーズカップでは山下が4位と健闘。3戦目のホンダLPGAタイランドでは岩井明愛が優勝まであと1打の2位に入り、先週の4戦目、HSBC女子チャンピオンズではメジャータイトルを持つ古江彩佳が2位に入った。ここまで4戦すべてで日本勢がトップ10に入っている。
米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式サイトは今季の「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」(新人王)ランキングを公開。1位は143ポイント(P)の竹田で、2位が99Pの山下、3位が80Pの岩井明、4位が26Pの岩井千と日本勢が上位を独占している。古江はシーズンポイントランキングでも8位につけている。
近年の米女子ツアーは世界1位のネリー・コルダら米国勢、同8位のコ・ジンヨンら韓国勢、同2位のジーノ・ティティクルらタイ勢、パリ五輪金メダルのリディア・コ(ニュージーランド)、さらに体格やパワーでアドバンテージを持つ欧州勢の争いが続いてきたが、古江や笹生のメジャー制覇などもあって日本勢も食い込み始めた。
その勢いを証明するかのような今季ここまでの結果。古江や山下は身長150センチ台前半と小柄ながら互角以上の戦いを見せている。今週のブルーベイLPGAには2人を含め、総勢9人がエントリー。昨年古江が3位に入った大会で、日本勢が再び存在感を示せるか。
(THE ANSWER編集部)
