[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「見たことない」「不公平な判定」 海外ボクシングで“一時休憩”に波紋 現役王者も苦言

ボクシング世界戦の“ダウン疑惑”が海外で物議を呼んでいる。1日(日本時間2日)に米ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズセンターで行われたWBA世界ライト級タイトルマッチ。王者ガーボンタ・デービスが挑戦者でWBA世界スーパーフェザー級王者のラモント・ローチ(ともに米国)にドロー(115-113、114-114×2)で王座防衛となったが、現役世界王者からも「奴らは不公平な判定で勝利を奪った。狂っている」と指摘されている。

WBA世界ライト級タイトルマッチ、ラモント・ローチ(右)と対戦したガーボンタ・デービス【写真:Getty Images】
WBA世界ライト級タイトルマッチ、ラモント・ローチ(右)と対戦したガーボンタ・デービス【写真:Getty Images】

WBA世界ライト級タイトルマッチ

 ボクシング世界戦の“ダウン疑惑”が海外で物議を呼んでいる。1日(日本時間2日)に米ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズセンターで行われたWBA世界ライト級タイトルマッチ。王者ガーボンタ・デービスが挑戦者でWBA世界スーパーフェザー級王者のラモント・ローチ(ともに米国)にドロー(115-113、114-114×2)で王座防衛となったが、現役世界王者からも「奴らは不公平な判定で勝利を奪った。狂っている」と指摘されている。

【PR】日本中長距離の女王・田中希実がTeam Seikoの一員に!「セイコーの理念への共感」が加入を後押し

 両者が互角の戦いを見せていた9回だった。突如デービスが戦いをやめ、膝をつくような仕草を見せた。そのままセコンドの方へ向かい、タオルで顔を拭かれるシーンも。観客は騒然となったが、ダウンはなくそのまま試合続行となった。

 12ラウンドで決着がつかず、判定はドロー。ただデービスがダウンを逃れ、回復のための“一時休憩”を取ったかのようなシーンは世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」が「膝をついたように見える」と公式Xで指摘するなど海外ファンの間でも波紋を呼んだ。

 2階級で4団体王座統一を果たしている世界4階級制覇王者テレンス・クロフォード(米国)は、自身のXで判定前に「ローチの勝ちだ。そしてあれはノックダウンのはずだ。どうなるか見てみよう」と投稿。ローチ勝利を予想していたが、ドロー決着に「奴らは不公平な判定で勝利を奪った。狂っている」と指摘した。

 さらに「膝をついた奴をノックダウンとみなさないのを今までに見たことがない。今夜のルールを忘れたに違いないな」と判定に苦言を呈していた。WOWOWの中継でも放送されたリングインタビューで、デービスはヘアグリースが目に入ったことが原因だったと説明。一方ローチは「あれはノックダウンだったはずだ。あれがノックダウンだったら俺の勝利だ。彼は目にグリースが入ったと言っているが、膝をついて審判がカウントを始めたらそれはノックダウンになるはずだ。それが現実だ」と勝利を主張していた。

(THE ANSWER編集部)


Seiko

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
CW-X
MLB
funroots
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集