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「まさに異次元」「まだ16歳」 2位に40点差、島田麻央3連覇を世界の識者絶賛 五輪出られず「実に残念」の声も

フィギュアスケートの世界ジュニア選手権は1日、ハンガリー・デブレツェンで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の島田麻央(木下グループ)が156.16点をマーク。合計230.84点で3連覇を達成した。2位に40点以上の差をつける異次元の演技を、海外の識者も絶賛。「シマダの驚異を書き尽くすことはできない」などと称えられている。

世界ジュニア選手権で優勝した島田麻央【写真:Getty Images】
世界ジュニア選手権で優勝した島田麻央【写真:Getty Images】

フィギュアスケートの世界ジュニア選手権

 フィギュアスケートの世界ジュニア選手権は1日、ハンガリー・デブレツェンで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の島田麻央(木下グループ)が156.16点をマーク。合計230.84点で3連覇を達成した。2位に40点以上の差をつける異次元の演技を、海外の識者も絶賛。「シマダの驚異を書き尽くすことはできない」などと称えられている。

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 フリーでもトップの得点を叩き出した。冒頭の3回転アクセルを綺麗に決め、観客の拍手を浴びると続く4回転トウループ、3回転ルッツ―3回転トウループも決めた。SP、フリー、合計点の全てで自己ベストを更新。フィニッシュ後は笑顔を見せた。

 国際スケート連盟(ISU)公式Xは「とてつもない! マオ・シマダが高く跳び、ISUジュニア世界選手権3連覇を決めた」と伝えた投稿で「多くの才能ある選手たちが、手に汗握る見事な演技でジュニアの今シーズンを締めくくる中、デブレツェンで氷上を支配したシマダはまさしく異次元だった」と突出した才能を伝えた。

 カナダ紙「グローブ・アンド・メール」の元記者ビバリー・スミス氏もXで「短い一つの投稿では、3度目の世界王者となったマオ・シマダの驚異を書き尽くすことはできない」と驚きをつづり、「3回転半と4回転トウループを難なく決め、見事なスピンで締めくくって40点差での優勝は、さらにもっとと思わせるものだった。230.84点。彼女はまだ16歳だ」と賛辞を惜しまなかった。

 米熟練記者のフィリップ・ハーシュ氏は、自身が運営するサイトに記事を掲載し「マオ・シマダについてこれ以上言うことはあるだろうか?」と絶賛。190.53点で銀メダルだったシン・ジア(韓国)に続き、188.71点で銅メダルだったエリス・リン=グレイシーが「ここにいる選手はみんなテクニックがある。(シニアより)ジュニア世代の方がよりテクニカルだと感じる」とレベルの高さを表現したことも伝えた。

 ハーシュ氏は「実に残念なのは、国際大会の新しい年齢制限により、この16歳の日本人選手は2026年の五輪に参加できないということだけ。ハンガリー・デブレツェンでジュニア世界選手権3連覇を遂げたにもかかわらず」と、島田が2026年のミラノ・コルティナ五輪に年齢制限で出場できないことを嘆いた。

(THE ANSWER編集部)


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