「29」が物語るナダルの強さ “完全優勝”で史上初の全仏V10へ データも後押し
グランドスラム史上2番目の「29」…ナダルの今大会の強さを物語る数字の意味
ナダルは今季すでにモンテカルロ、バルセロナとレーコートでの戦いで、それぞれ自身10度目の優勝を達成。そして、クレーコートの最高峰に位置する全仏でも前人未踏の高みに挑もうとしている。
今大会の決勝までの歩みも、すでにテニス史に残る強さを見せつけている。
公式サイトによると、決勝進出時点で失ったゲーム数は「29」。これは、グランドスラム史上2番目に少ないゲーム数で、スウェーデンのレジェンド、ビヨン・ボルグが1978年の全仏オープンの決勝進出時点でマークした「27」に次ぐものだ。
そして、ナダルは今大会1セットも失っておらず、全試合ストレート勝ちの“完全優勝”に王手。さらに、過去の全仏決勝は9戦全勝と圧倒的な強さを誇っている。
数字が物語るナダルの強さ。決勝では、難敵ワウリンカを下し、栄光のラ・デシマへ。データも赤土の帝王を後押ししている。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
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