那須川天心、11月にいよいよ世界挑戦へ 6月次戦クリアが条件、帝拳・本田会長「準備にかかります」
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(帝拳)が25日、ボクサー転向6連勝から一夜明け、都内で会見した。前夜は東京・有明アリーナの119ポンド(約53.98キロ)契約ノンタイトル10回戦に臨み、前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に3-0で判定勝ち。ダウン寸前にも立たされた打撃戦を乗り越え、陣営は11月に世界初挑戦させる計画を明かした。

モロニー戦から一夜明けて会見
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(帝拳)が25日、ボクサー転向6連勝から一夜明け、都内で会見した。前夜は東京・有明アリーナの119ポンド(約53.98キロ)契約ノンタイトル10回戦に臨み、前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に3-0で判定勝ち。ダウン寸前にも立たされた打撃戦を乗り越え、陣営は11月に世界初挑戦させる計画を明かした。
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那須川は傷だらけの顔で会見。「ボクサーになってしまった」と笑い飛ばした。帝拳ジムの本田明彦会長も取材対応。あくまで成長度合いなどを見ながらになるが、次戦は6月に世界ランカーと対戦し、順調なら11月頃をターゲットに世界挑戦に向かうという。
「勉強になる試合を挟んで、その次はタイトルです。ただ、タイトルマッチは王者がいるので、相手(の都合)にもよります。次は6月。世界王者が全員サウスポーなので、サウスポーの可能性がありますが、日本人ではなかなか選手がいません。(海外選手?)そうですね」
那須川は、試合後のリングでWBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)と対面。世界王者になってからの対戦を約束し、この日も「時が来たら必ずやると思うので、時が来るまで皆さん待っていてください」と話した。
本田会長は「天心は焦る必要はありません。6月にやったら(世界挑戦へ)準備にかかります」と説明。武居は右肩関節唇損傷からの復帰を目指してるところ。1月24日から延期された2度目の防衛戦をクリアした後は、指名試合を課されるのが基本線という。
那須川の世界ランクはWBA2位、WBC3位、WBO3位、IBF13位。今秋以降のプロ8~10戦目に世界初挑戦することを想定してきた。
バンタム級の世界王座はWBCに中谷潤人(M.T)、IBFに西田凌佑(六島)、WBOに武居が就き、日本人が主要4団体を独占。同興行では、WBA王者・堤聖也(角海老宝石)が比嘉大吾(志成)に引き分けて初防衛に成功。中谷がV3を達成した。
(THE ANSWER編集部)