フアン・ソト外野手、背番号22の主に超太っ腹なお返し

　今オフに米大リーグ・メッツと15年総額7億6500万ドル（約1147億円）という史上最高額で契約したフアン・ソト外野手の粋な行動が話題を呼んでいる。背番号22を譲り受けたブレット・ベイティ内野手に、実に約1400万円という高級車をお返し。米ニューヨーク州地元紙は「9万2000ドルのギフトを贈る」と題して、記事を公開している。

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　メッツのキャンプ地、米フロリダ州のクローバー・パークの駐車場で背番号22のユニホームを着たソトが待っていた。すぐ側に停められている黒の大型SUV「シボレー・タホ」は、ボンネットに大きな赤いリボンが飾られ、後ろのガラスには「Thanks For #22」とペイントされている。

「マジかよ！　嘘でしょ!?」と驚くベイティに、ソトは「お前の車だよ」と伝えて笑顔でハグ。ベイティは「ヤバすぎだよ（笑）」「感謝してるよ。ありがとう」と大興奮だ。メッツ公式インスタグラムが、2人のやり取りを公開した。

　メッツの地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「フアン・ソトが背番号22のお礼にブレット・ベイティに9万2000ドル（約1383万円）のギフトを贈る」と題して記事を公開。「木曜日（20日）、ベイティは新車を手にした。クローバー・パークでの練習の前、駐車場に呼ばれるとフアン・ソトとともに、背番号22のお礼にシボレー・タホ（ソトによると9万2000万ドル相当）が待っていた」と記されている。

　続けて「ベイティはそれまで、15万マイル（約24万1000キロ）走った2016年式のトヨタ4ランナーを運転していた」と過去の愛車を紹介。「ベイティは『こんなことをしてくれるなんて驚きだよ。これ以上ないほど感謝している。彼が同僚になってくれてワクワクしているし、球界最高のバッターの一人から学びたいね』と語った」とベイティの言葉も伝えた。

　昨オフはドジャースの大谷翔平投手が、背番号17を譲られたジョー・ケリー投手の妻・アシュリーさんにポルシェをプレゼントしたことが話題になったが、今年も超豪華なお返しが実現した。25歳のベイティは、2019年のドラフト1巡目指名（全体12位）でメッツ入り。2022年にメジャー昇格して今季4年目を迎える。昨季は50試合に出場し、打率.229。これをきっかけに定位置取りと行くだろうか。