ホンダLPGAタイランド

　米女子ゴルフのホンダLPGAタイランドは20日、タイのサイアムCC オールドC（6632ヤード、パー72）で開幕した。岩井明愛（Honda）は10バーディー、ノーボギーの62で回り、10アンダーの暫定首位でホールアウト。18ホールのコースレコードタイ記録をマークした。18番ではスーパーショットを披露。米解説者は「スペクタクル」と絶賛した。

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　18番パー5。右ラフからの3打目。グリーンの手前に背の高い木が顔をのぞかせる厄介なライ。岩井の放った1打は弧を描いて木の上を通過し、ピンまで1.5メートル程の位置につけた。このショットにギャラリーからも「オォォォ！」と歓声が沸き起こった。

　米国で試合を中継した専門局「ゴルフチャンネル」の解説者は「これは難しい位置ですね。今日の18番のピンは手前にあって木に近いですから」と心配。しかし、岩井が見事に攻略すると「スペクタクルなショットです。木の真上を通過させましたよ。卓越した1打です。なんというショットでしょうか！」と脱帽していた。

　岩井はこのバーディーパットを沈めて10個目のバーディーを奪取した。絶好調だった前半でも8番パー3でティーショットをピン手前1メートル程の位置につけると、同局の実況が「なんてショットだ！」と称賛。16番パー3でもバーディーパットを沈めると、同実況が「Wow」「気を付けろ」と他競技者たちに“警告”。賛辞を贈っていた。