つば九郎の担当者死去、1年前に記していたメッセージにファン涙「読んでみると深い意味が…」 球団OB、著名人の追悼続く
プロ野球・ヤクルトは19日、球団マスコット「つば九郎」を支えてきた社員スタッフが永眠したことを球団公式サイトで発表した。長らく球界を盛り上げてきた人気者。球団OBや著名人、各方面から追悼の声が相次いでいたが、つば九郎のブログ内容にも惜別の声が届いた。

ヤクルトが公式サイトで社員スタッフの永眠を発表
プロ野球・ヤクルトは19日、球団マスコット「つば九郎」を支えてきた社員スタッフが永眠したことを球団公式サイトで発表した。長らく球界を盛り上げてきた人気者。球団OBや著名人、各方面から追悼の声が相次いでいたが、つば九郎のブログ内容にも惜別の声が届いた。
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ヤクルトは、公式サイトで「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました。球団マスコットとして、ここまで育ててくれた功績に感謝と敬意を表します。体調不良の発表以来、温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴し、誠にありがとうございました」「なお、皆さまにおかれましては、故人のプライバシーを尊重し、温かく見守りくださいますようお願い申しあげます」と発表。今後の活動については、しばらくの間休止となるとも伝えた。
つば九郎は「つば九郎ひと言日記」とのタイトルでブログをしており、1日1更新だけでなく、複数件投稿することもあり人気の高いブログだった。ファンの間では2024年3月5日に更新された「あしあと」に惜別の声が。キャンプ中のグラウンド整備にスポットを当てた内容であるが、後半につば九郎自身の足跡の写真を掲載しつつ、「いつか、いつのひか、このあしあとのさきに、つばくろうがいなくなったら、そらをとんだとおもってくいださい」と記していた。
このブログ内容を思い出したX上のファンからは「最期までファンのために各地まで遠征して…感謝でいっぱいです」「このようなブログを残されていたとは…」「読んでみると確かに深い意味が込められているように感じます」などの感涙の声が上がっていた。
ヤクルトで1998年に最多勝を獲得した川崎憲次郎氏や中継ぎとして活躍した秋吉亮氏、久古健太郎氏ら多くの球団OBが追悼していた。また、ヤクルトファンで知られるシンガー・ソングライターのさだまさしも「大好きなつば九郎 突然、空に帰ってしまいました。あまりにも急な事で悲しくて悲しくて 心に穴が開いています。スワローズファンはきっとみな、同じ思いでしょう。やはり信じられないよ(涙)」とインスタグラムにつづった。
つば九郎は1994年にデビュー以来、プロ野球を代表するマスコットとして愛された。2022年8月5日の巨人戦(神宮)で主催試合2000試合出場を達成。愛らしい見た目とは裏腹に、フリップを使った鋭いコメントでたびたび話題を振りまいた。神宮ではヘルメットを回転させてから空中に投げ、頭にかぶろうとする「空中くるりんぱ」にチャレンジするのも見どころの一つだった。
(THE ANSWER編集部)
