ヤクルトが公式サイトで社員スタッフの永眠を発表

　プロ野球・ヤクルトは19日、球団マスコット「つば九郎」を支えてきた社員スタッフが永眠したことを球団公式サイトで発表した。長らく球界を盛り上げてきた人気者。球団OBやヤクルトファンをはじめ、各方面から追悼の声が相次いだ。

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　つば九郎は1994年にデビュー以来、プロ野球を代表するマスコットとして愛された。2022年8月5日の巨人戦（神宮）で主催試合2000試合出場を達成。愛らしい見た目とは裏腹に、フリップを使った鋭いコメントでたびたび話題を振りまいた。神宮ではヘルメットを回転させてから空中に投げ、頭にかぶろうとする「空中くるりんぱ」にチャレンジするのも見どころの一つだった。

　ヤクルトは19日、公式サイトで「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました。球団マスコットとして、ここまで育ててくれた功績に感謝と敬意を表します。体調不良の発表以来、温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴し、誠にありがとうございました」「なお、皆さまにおかれましては、故人のプライバシーを尊重し、温かく見守りくださいますようお願い申しあげます」と発表。今後の活動については、しばらくの間休止となるとも伝えた。

　ヤクルトで1998年に最多勝を獲得した川崎憲次郎氏はXで「つば九郎ウソだと言ってくれ！！！！！　勝手に飛んでいくなよ！！！！！　たのむ、帰ってきてくれ」と悲痛な叫びを投稿。同じく球団OBで中継ぎとして活躍した久古健太郎氏は「信じられません。。ファンだけでなく選手、球団関係者皆んなからも愛されてたつば九郎。。本当に本当にお疲れ様でした。心よりご冥福をお祈りします」とXに投稿した。

　X上では「嘘だと言って」「球界にとっても唯一無二の存在だった」「寂しい」などとヤクルトファンに限らず悲しみが広がった。俳優の鈴木福は「神宮球場で、中継で、たくさん笑わせてもらいました。つば九郎の飛んでいる空が、神宮で花火があげられるくらい、いつまでも晴れでありますように」と追悼。DeNAファンとして知られる歌手の相川七瀬も「え、、、うそだ　つばくろうさん、、、」と信じられない様子だった。