15連勝ウォリアーズ、NBA初の無敗V王手 敵の“キング”も脱帽「最も規格外だ」
15連勝は北米4大プロスポーツのプレーオフ史上初の快挙、さらなる記録更新へ
ウォリアーズはデュラントのほかにも、カリーが26点、クレイ・トンプソンも30点と主力が揃って活躍。NBA公式サイトによれば、キャバリアーズのエースであるジェームズも「(ウォリアーズは)自分が今まで対戦してきた中で、もっとも規格外だ。これまでにも手強い相手はいたけど、これほどまでのチームは思いつかない」とウォリアーズの強さを認めざるを得なかったという。
NBAファイナル第3戦を終えて、ウォリアーズは今プレーオフ15連勝。これは、NHLのピッツバーグ・ペンギンズが1992年から93年の2シーズンにかけて樹立した14連勝を超える北米4大プロスポーツ界のプレーオフ最長記録だ。9日(日本時間10日)に行われる第4戦に勝利すれば、NBA史上初の“無敗王者”が誕生する。
これまでシーズンMVP1回、得点王4回などスター街道を歩んできたデュラントだが、唯一ファイナルに進出した2012年もヒートに敗れ、リーグ優勝は未経験。タイトルを求めて、今季オクラホマスティ・サンダーから移籍してきた。頂点まであと1勝に迫ったことについて、「今までに経験したことがないポジション」と語り、第4戦以降に向けた想いを明かした。
「気を抜きたくないし、まだ終わったとも感じたくはない。ゆっくりと物事を考えるのは、シーズンが終わってからでいい」
デュラントをはじめ、ウォリアーズの面々に慢心は感じられない。第4戦で前人未到の16連勝を果たし、“黄金時代”への扉を開いても不思議はないだろう。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer