紀平梨花、注目度の裏返しか ISU公式サイトが大特集「リカの成功の要因は…」
国際スケート連盟(ISU)は1日、フィギュアスケートの紀平梨花(関大KFSC)の特集記事を公式サイトで掲載した。記事は「リカ・キヒラ『私は今、自分自身を信じられる』」と見出しを打って特集。紀平の長編インタビューも掲載している。今季、グランプリ(GP)シリーズ2試合、GPファイナルを制したことを紹介。ジュニア時代は世界選手権でメダルも獲得できなかったが、シニアデビューすると一気にブレークしたことを伝え、その要因について分析している。
GPファイナル女王の特集記事を展開「3回転アクセルが安定していた」
国際スケート連盟(ISU)は1日、フィギュアスケートの紀平梨花(関大KFSC)の特集記事を公式サイトで掲載した。
記事は「リカ・キヒラ『私は今、自分自身を信じられる』」と見出しを打って特集。紀平の長編インタビューも掲載している。今季、グランプリ(GP)シリーズ2試合、GPファイナルを制したことを紹介。ジュニア時代は世界選手権でメダルも獲得できなかったが、シニアデビューすると一気にブレークしたことを伝え、その要因について分析している。
「リカの成功の主な要因は、彼女の3回転アクセルがどの大会でも安定していたことだ。結果として彼女の自信は促され、トップスケーターたちと戦えると理解でき、より良いパフォーマンスにつながった。加えて、キヒラのスケーティングは3回転アクセルだけではない。彼女の他のエレメンツとスケート技術は優れたクオリティだった」
このように、代名詞となっている3回転アクセルが成功に導いたと指摘。その上で、ジャンプ以外も出来栄えを誇る、スケーターとしての総合力の高さを認めている。記事では紀平が3回転アクセルの練習を13歳頃から始めた経緯を振り返り、躍進を遂げた今シーズンを回顧。浅田真央さん、宮原知子に対する憧れの想いがあることも明かし、16歳に迫っている。
GPファイナルでは平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)を破り、今や押しも押されもしない女子のトップ選手となった16歳。こうして特集記事が組まれるのも、注目度の裏返し。4日開幕の4大陸選手権から3月の世界選手権とシーズン終盤の戦いが迫っているが、今後の滑りも見逃せないことになるのは間違いない。
(THE ANSWER編集部)