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中谷潤人の挑戦者、サービス精神旺盛に練習公開 全17台カメラ目線でシャドー「クリーンな試合を」

ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)に挑戦する同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)は17日、都内のジムで練習を公開した。24日に東京・有明アリーナで3度目の防衛戦を迎える王者に挑戦。カメラ目線でシャドーを打つなど、サービス精神旺盛だった。戦績は27歳の中谷が29勝(22KO)、23歳のクエジャルが28勝(18KO)。

カメラ目線でシャドーを打つダビド・クエジャル【写真:浜田洋平】
カメラ目線でシャドーを打つダビド・クエジャル【写真:浜田洋平】

興行はAmazon プライム・ビデオで生配信

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)に挑戦する同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)は17日、都内のジムで練習を公開した。24日に東京・有明アリーナで3度目の防衛戦を迎える王者に挑戦。カメラ目線でシャドーを打つなど、サービス精神旺盛だった。戦績は27歳の中谷が29勝(22KO)、23歳のクエジャルが28勝(18KO)。

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 23歳の若武者クエジャルが気さくに練習を披露した。2回のシャドーではリングサイドから撮影するカメラマンのレンズに向かって披露。ムービーやスマホなど全17台の一つひとつに視線を送った。ミット打ち2回の合間には、両腕の力こぶをつくってポージング。小刻みにリズムよく動き、最後は「アリガト!」と日本語で締めた。

「とても調子がいい。日本はとてもいいね。気候もいいし、体調はパーフェクトだ。メキシコを代表して世界に挑む。強い印象を見せられれば。好戦的にいきたい。とてもクリーンな試合をしたいと思っている。これは日本のファンが望んでいるでしょ。判定が盗まれるような試合はしたくない」

 クエジャルは2023年10月に元世界2階級制覇王者ルイス・コンセプション(パナマ)に8回TKO勝ち。右構えで強打を持ち、過去にダウン経験はない。メキシコ国外では初の試合。身長173センチの中谷にとって過去最長身の174センチを誇る。

ミット打ち2回の合間に両腕の力こぶをつくってポージングするクエジャル【写真:浜田洋平】
ミット打ち2回の合間に両腕の力こぶをつくってポージングするクエジャル【写真:浜田洋平】

 6歳からボクシングを始めた。幼い頃からテレビでスポーツ観戦が趣味。小さなサンドバッグを買ってもらい、父親にジムに連れていってもらったことでハマったという。「世界王者は小さい頃からの夢」。中谷と同じくらいの長身選手とはアマ時代も経験済み。プロ転向後も1試合し、「問題ない」とイメージはできている。

 中谷は世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で9位につけ、日本人では2位の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥に次ぐ世界的な評価を受ける。海外メディアで年間最優秀KO賞に選ばれるなど、ド派手なKO劇を演じてきた。

 クエジャルの減量は残り2キロ。チェポ・レイノソトレーナーは「規律正しい、節制した選手。パンチ、心が強い。多くのパンチを打てる。この1試合だけで世界を獲るだろう」と期待した。挑戦者は「WBCのベルトはメキシカンに相応しい。メキシコに持って帰りたい」と王座奪取を誓った。

○…同興行では、WBA世界バンタム級王者・堤聖也(角海老宝石)が、元WBC世界フライ級王者でWBA世界バンタム級4位・比嘉大吾(志成)と初防衛戦を行う。WBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(帝拳)も、同級ノンタイトル10回戦で前WBO世界同級王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)と対戦。他のバンタム級王座はIBFに西田凌佑(六島)、WBOに武居由樹(大橋)が就き、日本人が主要4団体を独占している。

(THE ANSWER編集部)


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