日産自動車、16年ぶり復活野球部の陣容発表 赤字800億見通し…超逆風の中集まった22選手
経営不振が表面化している日産自動車がこの春、2009年に休部していた野球部を16年ぶりに復活させる。17日には本拠を置く神奈川県横須賀市に22人の部員と首脳陣が集まり、体制発表と報道陣への練習公開を行なった。

全日本で7打席連続安打男も…横須賀市で練習公開
経営不振が表面化している日産自動車がこの春、2009年に休部していた野球部を16年ぶりに復活させる。17日には本拠を置く神奈川県横須賀市に22人の部員と首脳陣が集まり、体制発表と報道陣への練習公開を行なった。
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日産は13日に、2025年3月期の連結純損益が800億円の赤字となるとの見通しを発表している。赤字は4年ぶりで、同業のホンダと進めていた経営統合協議も打ち切られた。
野球部の復活が発表されたのは2023年9月。元主将で、新監督に就任した伊藤祐樹氏が中心となり、1年間選手の勧誘など環境整備を続けてきた。
選手は22人体制でのスタートとなる。茨城日産の野球部から転籍する石毛大地外野手(筑波大)を除く21人が大卒ルーキーだ。昨年の全日本大学選手権で7打席連続安打の大会タイ記録を残した石飛智洋外野手(天理大)や、昨春の東都大学2部で首位打者を獲得した小柴滉樹内野手(専大)らが名を連ねた。
伊藤監督が「ドラフト待ちはしません。日産自動車でやりたいという思いが強い選手を取りたい」と話していた通り、いわゆるプロ志望届を提出しての「指名漏れ」選手はいない。逆風の中立ち上がる野球部の歴史を、雑草軍団が紡いでいく。3月に行われる春季神奈川県企業大会で公式戦デビューの予定だ。
(THE ANSWER編集部)