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「最低の試合だった」 開幕12戦負けなし、ジークスター東京が暫定首位も…主将が口にした「やばいぞ」

日本ハンドボール新リーグ「リーグH」のジークスター東京は14日、東京・墨田区総合体育館で琉球コラソンに24-21で勝利。2試合連続の白星で、リーグ唯一の開幕12戦負けなし(10勝2分け)の勝ち点22とし、再び暫定首位に立った。一方、首位を争う豊田合成ブルーファルコン名古屋との次戦を控える中、チームのバラつきも見え、12位のコラソン相手に圧倒できず。主将の玉川裕康は「意識を変えないといけない」と不安を口した。

守備の柱として奮闘したジークスター東京の玉川裕康主将(中央)【写真:編集部】
守備の柱として奮闘したジークスター東京の玉川裕康主将(中央)【写真:編集部】

ハンドボール新リーグ「リーグH」で再び首位に立ったジークスター東京

 日本ハンドボール新リーグ「リーグH」のジークスター東京は14日、東京・墨田区総合体育館で琉球コラソンに24-21で勝利。2試合連続の白星で、リーグ唯一の開幕12戦負けなし(10勝2分け)の勝ち点22とし、再び暫定首位に立った。一方、首位を争う豊田合成ブルーファルコン名古屋との次戦を控える中、チームのバラつきも見え、12位のコラソン相手に圧倒できず。主将の玉川裕康は「意識を変えないといけない」と不安を口した。

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 立ち上がりは好調だった。積極的に前に出てくる相手ディフェンスに対し、PV玉川がすかさず裏に入り込み、先制点を奪った。スピード感あるパス回しで相手を翻弄し、12-8で前半を折り返した。しかし、後半はチームの連携が取れずミスが続いた。さらに立ちはだかったのは、シュート阻止率43%を記録した相手GK島袋翔の好セーブ。玉川は「決めきるところで決めきれなかった」と甘さを指摘し、24-21と勝利はしたものの、課題の残る一戦となった。

 先月の28日まで行われていた世界選手権で、左足首を負傷した玉川。怪我をおしての出場だが、前戦は欠場しており、自身は約2か月ぶりとなったリーグ戦に気合が入っていた。「試合に出る限りは、痛いとか言えない」と相手の勢いある攻撃を、倒れこみながらディフェンス。体を張ったプレーを見せた一方で、1得点という結果に「キャプテンとしては最低の試合だった。自分の意識を変えないといけない」と悔しさを滲ませた。

 この試合でチームに募ったのは危機感だった。エースの部井久アダム勇樹は、試合後のミーティングで「一人一人が自分勝手すぎる。チームプレーだから、チームのためにやるべきことをやろう」と苛立ちを露わにした。玉川も「自分らがもっと引き締めなければ、やばいぞという意識が生まれた」と次戦へ気持ちが切り替わったとした。今のままなら「20-40ぐらいで負けちゃうと思うんで」と玉川は苦笑いしながらも、「来週1週間の練習で意識から変えていく」と意気込んだ。

 22日には、豊田合成記念体育館で豊田合成ブルーファルコン名古屋との直接対決を迎える。2位豊田合成と、3位トヨタ車体ブレイヴキングス刈谷には1敗がつく中、ジークスターは無敗を守っている。玉川は「ここで負けてしまうと去年と一緒。僕らは負けてない。そのことが、車体と合成のプレッシャーになる」と“負けないチーム”の存在がライバルのプレッシャーになると指摘。「1個ずつやっていって、最終的に1位で通過できるようにするために、来週は必ず勝ちたい」と勝利を宣言した。前身の日本リーグ時代からの悲願でもあるリーグ初優勝に向け、落とせない一戦を迎える。

(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)


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