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ロス五輪から「正式競技」サーフィン強化へ、小学生の「育成枠」を新設 代表内定選手は五十嵐カノアら3選手

日本サーフィン連盟(NSA)12日、横浜市内で会見し、今年9月にエルサルバドルで行われるワールドゲームズ(WG、世界選手権相当)の代表内定選手を発表した。男子はパリ五輪代表で世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)で活躍する五十嵐カノア(27)とオレアリー・コナー(31)、女子は昨年チャレンジャー・シリーズ(CS)で日本人1位となった都筑有夢路(あむろ、23)が基準を満たして名を連ねた。

サーフィン日本代表の五十嵐カノア【写真:Getty Images】
サーフィン日本代表の五十嵐カノア【写真:Getty Images】

ワールドゲームズの代表内定選手も発表

 日本サーフィン連盟(NSA)12日、横浜市内で会見し、今年9月にエルサルバドルで行われるワールドゲームズ(WG、世界選手権相当)の代表内定選手を発表した。男子はパリ五輪代表で世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)で活躍する五十嵐カノア(27)とオレアリー・コナー(31)、女子は昨年チャレンジャー・シリーズ(CS)で日本人1位となった都筑有夢路(あむろ、23)が基準を満たして名を連ねた。

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 WGの日本代表枠は男女各3で、女子の2枠目は3月に発表される予選シリーズ(QS)ランキング最上位に与えられる。さらに、男女3枠目は3月上旬に千葉・鴨川市で行われる代表選考合宿で決定。パリ五輪代表の松田詩野(22)や稲葉玲王(27)らが参加を予定している。

 五輪デビューの東京大会で五十嵐が銀、都筑が銅と2つのメダルを獲得した「波乗りジャパン」だが、タヒチで行われたパリ大会ではメダルなし。この日は今年の強化選手とともに28年ロサンゼルス五輪を意識して来年以降の強化選手選考方法も発表。NSAの酒井厚志理事長は「今年がロスへのスタートです」と話した。

 過去2大会の反省から最高ランクの強化選手Aは段階的に人数を絞る方針。五輪候補選手を厳選し、強化を集中する。さらに強化選手に小学生の「育成枠」を新設。「子どもたちは入れ替わりも激しいが、その中から将来有望な選手を強化していきたい」と同理事長は話した。

 開催都市提案の「追加種目」として東京五輪でのサーフィン採用が決まったのが16年。東京、パリの「お試し期間」が過ぎて、ロスからは「正式競技」として五輪の一員になる。以前から恒久的な五輪実施を見越してきたNSAも、晴れて長期を展望した五輪強化に舵をきる。

 国際サーフィン連盟(ISA)は国際オリンピック委員会(IOC)に対して現在のショートボードに加えてロングボードの採用を申請。さらに、国際パラリンピック委員会(IPC)には、パラサーフィンの実施を働きかけている。ともに日本勢の活躍が期待できる種目。ロス五輪でのメダル奪還とともに、サーフィン界への注目度も高まる。(荻島弘一)

(THE ANSWER編集部)


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