ファウンダーズ・カップ

　米女子ゴルフのファウンダーズ・カップは現地9日、フロリダ州ブラデントンCC（6465ヤード、パー71）で最終日が行われる。同8日に行われた第3日では、2位で出たイエリミ・ノー（米国）が8バーディー、ノーボギーの63で回り、通算18アンダーで首位に浮上した。

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　ノーはラウンド後、LPGAツアーのインタビューに登場。「ボギーフリーはいつでも良いもの。少しスロースタートになったけど、ショットも悪くなかったし、パットも良かった。バーディーが一つ出るまで辛抱強くゴルフした」と振り返った。

　一打差の2位につけるのはメジャー2勝を含むツアー通算15勝のコ・ジンヨン（韓国）。今大会では過去に3度優勝している。ノーは「彼女が良いショットやパットを決めることは分かっていたから、自分のことだけに集中するようにした」とし、「ラウンドを終えるまで、いくつバーディーを奪ったか気づかなかったの」と笑った。

　ノーは、2020年にLPGAツアーデビューした23歳。ツアー未勝利だが、昨年11月に滋賀で行われたTOTOジャパンクラシックでは最終日まで優勝争いに絡み4位と奮闘した。当時の会見では、3度目の来日で「日本に来るのはいつも楽しみだけど、今回瀬田に戻ってこれて嬉しい」と明かし、好きな日本食は「うな丼とお餅」だと語っていた。

　英専門誌「ゴルフ・マンスリー」によると、今大会の賞金総額は200万ドル（約3億円）。優勝賞金は30万ドル（約4500万円）となる。ノーは「今週はテンポがとっても良い」「最後に優勝争いをしたのは昨年の日本。自分自身のやるべきことに集中して、テンポを優先させたい。少しの緊張で崩れてしまうものだから、落ち着いて一打一打に集中したい」とマイペースを貫くつもりだ。