錦織が「世界で一番悔しがっている」 修造氏も熱く激闘労う「感動をありがとう!」
テニスの4大大会・全豪オープンは23日、男子シングルス準々決勝で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)は、同1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6、1-4の時点で負傷により途中棄権。自身初の4強進出はならなかった。5試合で計14時間39分を戦った日本のエースに、松岡修造氏も「感動をありがとう!」と労った。
松岡修造氏がブログで錦織にメッセージ
テニスの4大大会・全豪オープンは23日、男子シングルス準々決勝で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)は、同1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6、1-4の時点で負傷により途中棄権。自身初の4強進出はならなかった。5試合で計14時間39分を戦った日本のエースに、松岡修造氏も「感動をありがとう!」と労った。
大会公式が公開した錦織が顔を覆いコートを後にするシーンに対し、海外ファンからも労いのメッセージが殺到していたが、苦闘を知る修造氏も自身のブログを更新し、錦織を改めて称えている。
「グランドスラム2週間を最後まで戦い抜くには、いかに1週目を楽に戦うか、それに尽きる。圭のこれまでの戦いは4試合中、3試合がフルセットでいずれも過酷な試合だった。試合を終えるごとに圭の体は悲鳴を上げていたのは間違いない」
こうつづり、激戦続きだった過酷さについて言及。そして試合を振り返り「ジョコビッチ戦だからこそ、圭は万全の体力で迎えたかったはずだ。しかし、第1セット途中で明らかに圭の動きがおかしくなった。踏ん張れない状態。この状態で戦っても勝ちはなかっただろう。悔しい悔しい棄権負け。世界で一番くやしがっているのは錦織圭だ」と本人の心情を慮った。
最後に「だが、4回戦までの戦いは、苦しい試合ばかりだったからこそ、そこを切り抜け勝ち上がってきた経験は大きい。どの試合も出し切ってくれたと思う。だからこそ、しっかりと体を回復させ、次に向けてまた歩みを進めて欲しい。圭、お疲れさま。たくさんの感動をありがとう!」とエールで締めくくった。
悲願のグランドスラム制覇にこそ届かなかったが、真夏のオーストラリアで展開した数々のドラマが観る者を熱くしたことは間違いない。
(THE ANSWER編集部)