張本智和、ドイツで新たな“足跡” ドイツ連盟の直撃に「東京五輪で最高の結果を」
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は5日、閉幕した。42年ぶりとなる、4種目、計5個のメダルを獲得した日本。なかでも、石川佳純(全農)らメダリストたちに負けない輝きを放ったのが、13歳の張本智和(エリートアカデミー)だった。世界最年少メダルこそならなかったが、初出場ながら大会史上最年少で8強入りした新星を開催地のドイツ卓球連盟(DTTB)の公式サイトが特集。準々決勝の許キン(中国)戦後のインタビューとともに、ドイツに巻き起こった“張本フィーバー”の模様を報じた。
大会最年少での8強、「各国の報道陣が多くの質問を行っていた」…ドイツ連盟が紹介
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は5日、閉幕した。42年ぶりとなる、4種目、計5個のメダルを獲得した日本。なかでも、石川佳純(全農)らメダリストたちに負けない輝きを放ったのが、13歳の張本智和(エリートアカデミー)だった。世界最年少メダルこそならなかったが、初出場ながら大会史上最年少で8強入りした新星を開催地のドイツ卓球連盟(DTTB)の公式サイトが特集。準々決勝の許キン(中国)戦後のインタビューとともに、ドイツに巻き起こった“張本フィーバー”の模様を報じた。
張本は1回戦で日本代表史上最年少となる1勝をマーク。2回戦では日本のエース・水谷隼を破る下剋上を果たし、3、4回戦も圧倒。日本のみならず、世界に衝撃を与え、注目度は日に日に増していった。DTTBは記事で「トモカズ・ハリモトがミックスゾーンを通り過ぎる際には、日本のテレビ局だけではなく、各国の報道陣やドイツのメディアも、驚きの準々決勝進出を果たした13歳に多くの質問を行っていた」と舞台裏を紹介している。
4日に行われた男子シングルス準々決勝。世界ランキング3位の許キン(中国)に積極果敢に挑んだ。1-4と敗れこそしたものの、鋭いフォアを繰り出して第2ゲームを奪うなど、トップレベルの選手相手に意地を示した。
記事では、試合後に許キン戦で見えた課題について質問。張本が「(許キンは)トップスピンが効いた球が多かったので、打ち返すのが難しかったです」と振り返り、「将来的には、ああいったスピンの打球のリターンをもっと磨いていかなければいけません」と自己分析した様子を伝えている。