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「爆発的なパンチで倒す」 最強ボクサー中谷潤人、28戦全勝メキシカン撃破で新愛称定着へ

会見でコメントする中谷【写真:中戸川知世】
会見でコメントする中谷【写真:中戸川知世】

バンタム級王者たちから標的にされる中谷「話が早い」

 中谷は10月の前戦で同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に6回TKO勝ち。世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」は9位につけ、2位の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥に次ぐ世界的な評価を受ける。PFP1位の夢を叶えるべく、かねて井上戦を希望。実現に向けて今回も負けられない一戦となる。

 バンタム級の他3つの世界王座はWBAに堤聖也、IBFに西田凌佑、WBOに武居由樹が就き、日本人が独占している。堤は今回の興行で、元WBC世界フライ級王者でWBA世界バンタム級7位・比嘉大吾と初防衛戦を行う。ステージ上では「ベルトは増やしたい。25年の目標は中谷君に追いつけるような選手になりたい」と決意を込めた。西田も今月の初防衛戦後に中谷を名指しし、対戦を熱望した。

 中谷は、この日の写真撮影でも堤に「頑張るから」と言われたという。「互いに王者なので、リングに上がれば五分五分。その中でどうつくるか。それが僕らのやること。そこ(統一戦)は早く決まればありがたい。(ラブコールは)ありがたいです。話が早いかなと感じます」と歓迎。そのためにも次戦に向けて「勢いのある選手。そこも対応して全てをコントロールして勝利に繋げたい」と集中した。

 同興行では、WBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(帝拳)がボクシング転向6戦目として、同級ノンタイトル10回戦で前WBO世界同級王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)と対戦する。

(THE ANSWER編集部)

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