那須川天心、前世界王者モロニー戦を自ら選択 次戦候補5人から迷いなし「生半可じゃねぇぞ」
井上&武居との比較は必至、那須川「周りは比べたがるけど…」
那須川は格闘技戦績47戦全勝(キックボクシングは42戦)でボクシングに転向し、10月の前戦で大差判定勝ち。転向5戦目で初挑戦だった地域タイトルを獲得した。世界ランクはWBA2位、WBC3位、WBO7位につけ、陣営は来年秋頃のプロ8~10戦目に世界初挑戦することを想定してきた。モロニー戦をクリアできなければ、世界挑戦は遠のくことになる。
東京Dで行われたモロニー対武居戦はリングサイドで観戦。「世界王者の怖さ、攻める気持ちもある。全体的に優れた選手」と警戒。日本人と対戦経験があるだけに、過去の選手と比べられることは必至だ。「周りは比べたがるけど、今はそれより対モロニーに向き合っている。周りの評価はどうでもいい。ジム、応援してくれる人の声だけを聞けば」と話した。
「こういう試合をしてこそ格闘家だし、ナンボだと思う。こういう時の僕はめちゃくちゃいいですよ。久々の感覚です。2025年の一発目。革命の狼煙を上げます」
同興行では、WBC世界同級王者・中谷潤人(M.T)が同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)と3度目の防衛戦を実施。WBA世界同級王者・堤聖也(角海老宝石)が、元WBC世界フライ級王者でWBA世界バンタム級7位・比嘉大吾(志成)と初防衛戦を行う。
(THE ANSWER編集部)