錦織追い詰めたベテラン 39歳の奮闘に海外喝采「超人的な奮闘」「恥じることない」
テニスの4大大会・全豪オープンは17日、男子シングルス2回戦を行い、世界ランク9位の錦織圭(日清食品)は同73位のイボ・カロビッチ(クロアチア)と対戦。6-3、7-6、5-7、5-7、7-6で勝利し、2017年以来2大会ぶりに3回戦進出を決めた。格上の錦織に対して一歩も引かず、実に59本のサービスエースを叩き込むなど見事な戦いぶりだった39歳のベテランに対して、海外ファンは「本当によくやった」「恥じることはない」などと称賛を送っている。
サービスエース59本…錦織と互角に渡り合ったカロビッチに大歓声
テニスの4大大会・全豪オープンは17日、男子シングルス2回戦を行い、世界ランク9位の錦織圭(日清食品)は同73位のイボ・カロビッチ(クロアチア)と対戦。6-3、7-6、5-7、5-7、7-6で勝利し、2017年以来2大会ぶりに3回戦進出を決めた。格上の錦織に対して一歩も引かず、実に59本のサービスエースを叩き込むなど見事な戦いぶりだった39歳のベテランに対して、海外ファンは「本当によくやった」「恥じることはない」などと称賛を送っている。
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錦織はすごかった。だが、カロビッチの健闘もまた称えられるべきものだ。錦織と互角に渡り合ったクロアチアの39歳は、コートを後にしながらスタンドに手を振ると、大歓声が沸き上がった。ファンももう一人の主役が誰であるかを知っていた。211センチのビッグサーバーは、喝采を浴びながら戦いの舞台から去った。
強烈なサーブで錦織を大いに苦しめた。第1、2セットを連取されたが、そこから意地を見せた。第3、4セットでは一度もブレークを許さなかった。第5セットでも互いにキープし合って迎えた第9ゲームで40-0とし、3度のブレークポイントを得たが、ここを凌がれ、最後は錦織の前に屈した。
59本ものサービスエースを決め、自身の持ち味は存分に発揮した。2008年には自己最高の世界ランク14位まで上昇したこともあるカロビッチ。2016年には歴代2位の年長優勝記録も持っている。現在の世界ランクは73位だが、39歳にして健在ぶりを見せつけた。