坂本花織がV4から1時間30分後「普通に泣きました」 ドーピング検査前に吉報「自分の中で嬉しかった」
来年3月に行われるフィギュアスケート世界選手権(米ボストン)の日本代表選手が23日、大阪・東和薬品RACTABドームで一夜明け会見を行った。22日まで同会場にて行われていた全日本選手権・女子シングルで優勝した坂本花織(シスメックス)らが登壇。坂本は4連覇達成から約1時間半後に「普通に泣きました」と明かした。
世界フィギュア日本代表が一夜明け会見
来年3月に行われるフィギュアスケート世界選手権(米ボストン)の日本代表選手が23日、大阪・東和薬品RACTABドームで一夜明け会見を行った。22日まで同会場にて行われていた全日本選手権・女子シングルで優勝した坂本花織(シスメックス)らが登壇。坂本は4連覇達成から約1時間半後に「普通に泣きました」と明かした。
会見の開始が予定から10分遅れたが、冒頭で坂本は「遅れてしまい大変申し訳ありませんでした、私が原因です」と“謝罪”。報道陣を笑わせた。全日本ではショートプログラム(SP)首位で迎えた22日のフリーで、細かなミスはありながらも149.76点をマーク。合計228.68点で4連覇を果たした。
世界選手権はミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の枠取りもかかる。坂本は「この世界選手権は大事。最終目標は五輪でメダルを取ること」「一試合一試合がかなり重要になる。一つひとつ大事にして頑張っていければ」と先を見据えた。
代表選手は、優勝を決めた約1時間30分後に発表された。ドーピング検査の時間だったという坂本は、先に掲出された選手一覧リストを確認。「壷井選手が選ばれたのが自分の中では嬉しかったので、普通に泣きました」と告白した。同門で男子シングル全日本3位の壷井達也(シスメックス)が初の代表入りを果たしたことに感激し、祝福のメッセージを送ったという。
女子シングル日本代表は坂本に加え、GPファイナル2位の千葉百音、今大会3位の樋口新葉と今季実績十分の2人が順当に選ばれている。
国際スケート連盟(ISU)がウクライナ侵攻で国際大会から除外されていたロシア、同盟国のベラルーシの選手について、中立選手(AIN)として2026年五輪の予選参加を認めることを発表している。坂本は「ロシアが帰ってくるというニュースも見たので、日本はこれだけ強いぞというのを見せられたら。自分自身底上げをしていければ」と語った。
(THE ANSWER編集部)