16歳久保凛が東京世界陸上に照準「日の丸を背負って戦う」 陸連アワード新人賞で初々しく登壇
日本陸上競技連盟は19日、都内のホテルで「日本陸連 アスレティックス・アワード 2024」の授賞式を行った。女子800メートル日本記録保持者の16歳・久保凛(東大阪大敬愛高2年)は、新人賞(日本陸連選出/東京運動記者クラブ選出)を受賞。来年9月の東京世界陸上出場へ意欲を見せた。2007年にスタートした同アワードは今回が18回目となる。

陸連アワード
日本陸上競技連盟は19日、都内のホテルで「日本陸連 アスレティックス・アワード 2024」の授賞式を行った。女子800メートル日本記録保持者の16歳・久保凛(東大阪大敬愛高2年)は、新人賞(日本陸連選出/東京運動記者クラブ選出)を受賞。来年9月の東京世界陸上出場へ意欲を見せた。2007年にスタートした同アワードは今回が18回目となる。
【PR】平日は毎日アベマでMLB!ドジャース戦をはじめ年間485試合を生中継!
ブレザーの学生服に身を包んだ久保は緊張気味に登壇。マイクの前で「失礼します」と告げた後、挨拶と感謝を述べた。
「東大阪大敬愛高等学校2年の久保凛です。今シーズンはシニアや世界の舞台でたくさんのことが経験できたシーズンとなりました。7月には日本新記録を出せてより成長できたシーズンだったと思います。今回の賞をまたいただけるように、日々努力を重ねてまいります。東京世界陸上では日の丸を背負って戦えるように、日々精進してまいります」
式典後にも取材に応じ、「途中でスピーチが飛んでしまったけど、しっかり話せた」と笑顔。「感じたことのない雰囲気だけど、とても素晴らしかった」と初々しさを見せた。
5月の静岡国際でU18日本新を出し、木南道孝記念も制した。6月の日本選手権は高校生ながら初出場初優勝。7月の奈良長距離強化記録会で1分59秒93を記録し、2005年6月日本選手権で杉森美保が樹立した2分0秒45を19年ぶりに塗り替えた。
8月には全国高校総体(インターハイ)を連覇し、初の世界大会出場となったU20世界陸上(ペルー・リマ)で6位入賞。1分59秒93で日本記録を樹立し、U18日本記録は今季3度更新した。久保建英をいとこに持つことで注目を浴びたが、陸上界で押しも押されもしない存在に。来年9月の東京世界陸上、2028年ロサンゼルス五輪でも活躍が期待される。