GPファイナル・ジュニア女子SP

　フィギュアスケートのグランプリ（GP）ファイナルは5日、フランス・グルノーブルでジュニア女子ショートプログラム（SP）が行われ、3連覇を狙う16歳・島田麻央（木下グループ）が73.72点で首位発進となった。同日に行われたシニアのSP首位よりも高い得点。ISU公式は「明白な才能。マオは絶好調だ！」と伝えている。

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　島田は冒頭の2回転アクセルに成功。3回転フリップ、ルッツ―トウループの連続3回転ジャンプも決めるなどほぼノーミスの演技。ステップやスピンも鮮やかに魅せ、今季自己ベストを叩き出した。

　演技映像を公開したISU公式Xでは「マオ・シマダがグルノーブルで魅了した！　素晴らしいパフォーマンスと新たな今シーズンベストの得点で、JGPファイナルの女子SPで一気にトップに躍り出た」と伝え、さらに「純粋な優雅さ、信じられないほどのジャンプ、そして明白な才能。マオは絶好調だ！」と絶賛した。

　同日に行われたシニアの女子SPで1位となったアンバー・グレン（米国）の70.04点よりも高い得点。圧巻の演技には海外ファンからも「ただただ楽しい！」「スムーズだわ」などと反響が集まり、史上初の3連覇へ期待を抱かせる演技になった。和田薫子が67.77点の2位。中井亜美が67.26点の3位と、SPでは日本勢が上位を独占した。