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日本人女子ゴルファーが「先輩に敬意」示す振る舞い 米国で尽くした礼儀に感激「美しいねえ」

2024年の米女子ゴルフツアーは11月末に全日程が終了。今季は日本勢がメジャー大会で立て続けに優勝するなど活躍が顕著だった。注目を集めたのは、日本人選手同士の「絆」。歓喜の場面で広がった光景に、日本のゴルフファンは心を打たれた。

全米女子オープンで優勝した笹生優花【写真:Getty Images】
全米女子オープンで優勝した笹生優花【写真:Getty Images】

今季の米女子ツアーを振り返る

 2024年の米女子ゴルフツアーは11月末に全日程が終了。今季は日本勢がメジャー大会で立て続けに優勝するなど活躍が顕著だった。注目を集めたのは、日本人選手同士の「絆」。歓喜の場面で広がった光景に、日本のゴルフファンは心を打たれた。

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〇7月14日、古江彩佳がエビアン選手権でメジャー初制覇、西村優菜と抱擁

 今季メジャー第4戦・エビアン選手権、1打差2位から逆転して日本勢4人目の海外メジャー制覇を成し遂げた古江彩佳(富士通)。最終18番、古江がイーグルでウィニングパットを沈めると、西村優菜、西郷真央、勝みなみ、山下美夢有らグリーン脇で見守っていた選手たちが一斉に駆け出した。ドリンクを古江に浴びせて祝福。そして、西村は両手を広げると古江を抱き締め、抱擁を交わした。

 2人は国内ツアーで「プラチナ世代」と呼ばれる2000年度生まれで切磋琢磨してきた間柄だけに、関係性を知る日本人ファンは感激。LPGAジャパン公式インスタグラムでその様子が紹介されると「優菜ちゃんとのハグ、泣ける」「グッとくる」「感動で涙が止まりません」「自分と戦うスポーツだからみんなで祝福出来るんだろうね」といった感動の声が寄せられていた。

〇6月2日、笹生優花が2度目の全米女子オープンV、ホールアウト後に示した礼儀

 今季メジャー第2戦・全米女子オープンで笹生優花(フリー)は最終日に逆転し、2021年大会以来2度目の同大会制覇を果たした。先の組でホールアウトし、後続を待つ形となったため最後のパーパットを決めてもガッツポーズは控えめ。小畑貴宏キャディーと軽く抱擁すると、同組の小祝さくらにはお辞儀をしてからハグ。アテストに向かう通路では、待ち構えていたチョン・インジ(韓国)、西村優菜ともハグして健闘を称えられた。

 大会公式X(旧ツイッター)が公開した動画に映っていたシーンに、ネット上の日本人ファンは注目。「最後さくみょんとハグ」「優勝した笹生優花プロはホールアウト直後、先輩である小祝さくらプロにキチンとお辞儀してたね チャンピオンなのに先輩にリスペクトして美しいねえ」「ペコリってするとこ好き」といった声が上がっていた。

〇6月2日、全米女子オープンVの笹生に手荒い祝福

 通算4アンダーまでスコアを伸ばしてホールアウトしていた笹生。後続の結果を待ったが最終組の選手の追い上げも届かず、2度目のメジャー制覇となった。テレビ中継では笹生と対面した渋野日向子が「おめでとう! マージで強い!」と絶賛して、祝福のハグ。さらにチョン・インジらにボトルの水を浴びせかけられるウォーターシャワーでも祝福を受けていた。

 大会公式Xはその後の祝福の様子を公開。ウェアが水で濡れた笹生は、床に膝をついて両手を顔の前で合わせている。表情は笑顔。そこに向かい合うよう、チョン・インジら2人がボトルを逆さまにするようにして目の前で掲げ、少し後方に渋野の後ろ姿もあった。笹生は優勝セレモニーで涙も見せ「家族のサポートなくしてここに立つことはなかった。ファンの皆さん、私の戦いを支えてくれてありがとうございます」と周囲に感謝していた。

(THE ANSWER編集部)


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