今季も名珍場面が誕生

　2024年の国内女子ゴルフ・レギュラーツアーの全日程が終了。今季も華やかな舞台で選手たちが活躍し、ファンを喜ばせた。そんな女子ゴルフ界のコース内外で起きた名珍場面を振り返る。3月のアクサレディスでは“乱入者”が現れ、脚光を浴びていた。

○3月、アクサレディスで動物出現

　自然豊かなコースには時折“乱入者”が現れるが、宮崎・UMKCCで開催されたこの大会でも目撃された。こげ茶色をした可愛らしい四足歩行の小動物。一度は「アライグマ」と日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）SNSで紹介されたが、ファンから様々な声が集まり、最終的にその正体がほぼ明らかになった。

　JLPGA公式Xが改めて紹介。画像付きで「スタッフが現地で確認したところみなさんのご指摘の通りアナグマが濃厚とのことでした」と“訂正”していた。「コースにはキツネやタヌキ、イノシシもよく現れるそうなので、会場にお越しの際は思わぬギャラリーに出会うかも!?」とも伝え、ファンの視線を集めていた。

○3月、Vポイント×ENEOS、勝みなみが地元でイーグル

　初日の1番。勝みなみが沸かせた。490ヤードの1番パー5で2オンに成功。ピンまで4メートルのイーグルパットを放つと、ギャラリーは「いったいったいった、うぉー！」と絶叫。カップインと同時に地元・鹿児島のギャラリーから地鳴りのような歓声が巻き起こり、勝も白い歯を覗かせた。

「去年は1番のティーグラウンドで泣きそうなくらい応援の声をいただいた。感謝の気持ちを持ってラウンドしたいと思います」と事前に意気込んでいた通りの活躍。最終順位は22位だった。今季は米ツアーを主戦場としたが、来季の飛躍にも期待がかかる。

○3月、アクサレディスの中断

　最終日は降雨によるコースコンディション不良の為、午前8時17分に競技中断。これを告げたホーンを目の前で聞いた小祝さくらは、笑顔で可愛らしいリアクションを取った。係員が目の前に立つと、傘を肩に担ぎ、両耳を塞いだ。笑顔だが、ちょっぴり怖がっている様子。しかし、音が鳴ってしばらくすると耳から手を放し、同組の仁井優花と顔を見合わせ、その場から移動していた。

　動画がJLPGA公式Xで公開され、「耳塞ぐのかわいい！」「選手の皆さん身体が冷えないように」などとコメントが書き込まれていた。