「ミスをするな」の声かけは逆にミスを助長する 6秒我慢ルール「怒ってはいけないスポーツ大会」水泳で初開催
スポーツを楽しんで、もっと速くなりたいと感じてほしい
午後の水泳大会は、特別ルールを採用。コーチはプールサイドに待機し、午前中に学んだことを活かして、泳ぎ終わった選手に声かけを実施。前向きな声かけをしてもらった選手の顔には、自然と笑顔が溢れた。
最後は大会中に素敵な声掛けや笑顔でチームを支えたコーチや選手に益子さんから「ベストスマイル賞」が贈呈。積極的に周囲とコミュニケーションを取り、スポーツマンシップを体現した選手たちが表彰され、会場は温かい拍手に包まれた。
益子さんは今大会を振り返り、「勝利した選手も、仲間が喜ぶ姿を見て本当に嬉しそうで、チームワークとスポーツマンシップがここにあると感じた。これからも良い関係を築きながら、次の大会に向けて頑張って」と温かい言葉を選手たちに贈った。
今大会では水泳大会特別イベントとして、パラ水泳リレーを実施。参加者は、ブラックゴーグル(全盲の選手が使用するゴーグル)着用や、手足の使用を制限して泳ぐことで、パラ水泳を疑似体験した。このリレー大会では疑似体験の他にも、応援されること・応援することが体現できる貴重な時間となり、大いに盛り上がった。
この大会が多くの参加者にとって、次への挑戦と成長への一歩となることが期待される。
(THE ANSWER編集部)