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左手に残る今永昇太の衝撃「全てにおいて正確だった」 豪州正捕手が6年経っても忘れない経験

パーキンスはかつて今永昇太とバッテリーを組んだ経験がある【写真:羽鳥慶太】
パーキンスはかつて今永昇太とバッテリーを組んだ経験がある【写真:羽鳥慶太】

豪州時代も愛されキャラ「良いエネルギーを持ってきてくれた」

「圧倒的なピッチングをするわけでも、100マイルのボールを投げるわけでもないけど、彼の投球の仕方やボールの動かし方を経験できたのは素晴らしいことだよ。投球の正確さ、ボールの投げ分け、毎日のトレーニングをどのように過ごすか。そう積み重ねて、最後にアメリカに行きついただけだと思うよ」


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 自身もマイナーでプレーしたことがあり、米国で成功する難しさを知っている。2013年から6年間の挑戦で3Aまで上がったが、メジャーには手が届かなかった。今永が米国で成功できたのは、そのキャラクターも一つの要因だと考えている。

「彼はとても面白かったよ。1日目からオーストラリアの文化を受け入れて、人々が何をしているか理解しようと努めていた。彼は毎日のようにクラブハウスで笑っていて、良いエネルギーを持ってきてくれたよ」。本拠地シカゴのファンを夢中にさせている資質は、当時から発揮されていた。

 今永の成功にも影響されてか、日本の若手選手がオフの“武者修行”として豪州に派遣されるのはもはや珍しくなくなった。このオフもDeNAなど5球団の計14人がプレーする予定だ。パーキンスは毎年のようにやってくる日本人とバッテリーを組めるのを楽しみにしている。

「日本ではとてもメジャーなスポーツだし、日本人が来てくれるのは僕たちにとっては大きいよね。彼らのような相手と競争して、対戦できる。彼らから学んで、このスポーツをよりよくしていくだけじゃないかな」。今永とともに過ごした1か月で得た経験も、豪州野球の発展に活かしていく。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)


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