GPシリーズ第4戦・NHK杯

　フィギュアスケートのグランプリ（GP）シリーズ第4戦・NHK杯は8日、東京・代々木第一体育館で女子ショートプログラム（SP）が行われた。世界選手権3連覇中の坂本花織（シスメックス）が今季世界最高の78.93点をマークして首位発進。「予想を上回ったのでびっくり」と喜びを口にした。取材直前、現場にいた大物OGに気付くと「はわわわわ……」と恐縮。笑顔で交流した。

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　流石の演技で首位発進を決めた坂本。演技後に取材対応のため、ミックスゾーンに移動した。カメラの前に向かう直前で何かに気づき「はわわわわ……」と仰天した。

　通路の仕切りの外にいたのは、フィギュア日本人初の五輪メダリストとなった伊藤みどりさん。笑顔で手を振り、「先に取材へ！」と坂本を誘導していた。

　予想外のタイミングで対面したこともあり、坂本は「ビックリしたー！」とリアクション。取材を受けた後、伊藤さんと交流し、写真撮影にも「もちろんです！」と応じていた。伊藤さんは坂本のほかにも三浦佳生、鍵山優真ら日本選手に優しい声をかけていた。

　取材に応じた坂本は、目標について「世界選手権の4連覇というより、来季の五輪シーズンに向けて。今年の1試合1試合が来年に響く。この2シーズンは繋げて、ひとくくりで取り組んでいる。最終目標は、五輪でいい演技をすること」と語っている。