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トイレでばったり遭遇「身振り手振り指導を…」 SP自己最高102.96点、三浦佳生が予想外の出来事を告白

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は8日、東京・代々木第一体育館で男子ショートプログラム(SP)が行われた。男子は1位から鍵山優真、三浦佳生、壷井達也の日本勢でトップ3を独占。2位に入った三浦は102.96点の自己ベストをマークした。取材では喜びを表現し、演技前に予想外の出来事があったことも明かした。

102.96点のSP自己ベストをマークした三浦佳生【写真:荒川祐史】
102.96点のSP自己ベストをマークした三浦佳生【写真:荒川祐史】

GPシリーズ第4戦・NHK杯

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は8日、東京・代々木第一体育館で男子ショートプログラム(SP)が行われた。男子は1位から鍵山優真、三浦佳生、壷井達也の日本勢でトップ3を独占。2位に入った三浦は102.96点の自己ベストをマークした。取材では喜びを表現し、演技前に予想外の出来事があったことも明かした。

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 以下、三浦の主な一問一答。

――100点超えの感想は。

「終わった瞬間に『これは行ってくれ』という気持ちがあった。やりきったので、102点いただけて凄く嬉しいです。感情が凄く爆発して、久々にキス・アンド・クライで叫んじゃいました。『うおー! マジかよ』みたいな」

――4回転ジャンプが成功した要因は。

「調子は良くなかったけれど、(午前の)練習が終わってホテルに戻って気持ちが切り替えられた。(トウループは)跳ばないと上に行けない思いはあったので、抜くという選択はなかった。こっちに来てからの練習になったので不安は凄かったんですけど、そんなことないくらいキレイに決まって良かったです」

――トップの鍵山とは2.74点差。

「彼は別格なので置いておいて、この点数をいただけたので、フリーもベストパフォーマンスを出せれば。映画の中に入り込めるような幸せ、悲壮感、いろんな感情を見ている方にくみ取っていただけるように、魂を込めて滑りたい」

――最終滑走。アドレナリンは出たか。

「ドバドバでしたね。やるしかなかったので、腹くくっていきました。(最終滑走は)ド緊張ですね。GPで最後に滑ることがなかったですし、3年前、同じ代々木でNHK杯に出させてもらったときは1番滑走だった。3年後に最終滑走するのは感慨深いと一人で考えていた」

――痛み止めは。

「飲んでいない。痛みが出ていないというところで今日は大丈夫と」

――鍵山と競うGPシリーズになった。

「ジュニアの頃から一緒にやってきた仲間でもある。GPも日本勢は皆バラバラになっちゃうし、なかなかこうやって一緒にやることはない。今日の昼、(先に滑る鍵山に)流れを作ってほしいとお願いしたら、頼んでなくてもノーミスだったと思いますけど、ちゃんと流れを持ってきてくれた。(頼んだ時の鍵山の様子は)ちょっと苦笑いしていましたけど、最終的には自信なさげに『任せろ』って言っていました(笑)」

――明日はトップを目指すか、2位を守りに行くか。

「明日の練習次第。ただ、今日本番前にトイレに行った時、本田武史先生に会ってループのコツを聞いたので、もしかしたら跳べるかも(笑)。たまたまトイレでばったり会って『頑張って』と言われたので『ループのコツを教えてくれませんか?』と。トイレで、身振り手振り指導を受けました」

――SPの自己ベスト更新。どんな意味をもたらすか。

「状態が悪い時の方が点数がよく、複雑というか……怪我は良くないですけど、何かを抱えている時の方が上手くいっている印象がある。点数も積み上がってきているので、努力してきて良かった」

――本番までにいい髪型を探してきたいと言っていた。

「昨日は左側だけ外ハネみたいになっていて、右側がノーマルで変な感じになっていたので、統一した。動画見て、アイロンで。『アイロンの使い方 メンズ』みたいな検索をして、イケイケ大学生のような髪型を真似した」

(THE ANSWER編集部)

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