【名珍場面2018】羽生結弦、海外感動を呼んだ金メダル後の“美しきスポーツマンシップ”とは
12月も残り数時間。様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2018」。最終回の今回は2月のフィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が平昌五輪で演じた“美しきスポーツマンシップ”。66年ぶり連覇の快挙を達成した後、リンクサイドで繰り広げられたシーンが話題を呼び、間近で撮影していたブライアン・オーサー氏の写真が感動を沸き起こした。
「スポーツ界の名珍場面総集編」―2月の平昌五輪で生まれたワンシーンが話題に
12月も残り数時間。様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2018」。最終回の今回は2月のフィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が平昌五輪で演じた“美しきスポーツマンシップ”。66年ぶり連覇の快挙を達成した後、リンクサイドで繰り広げられたシーンが話題を呼び、間近で撮影していたブライアン・オーサー氏の写真が感動を沸き起こした。
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2018年のスポーツ界の屈指の名シーンと言っていいだろう。舞台は2月の平昌五輪、江陵アイスアリーナ。男子シングルで羽生が右足首の故障を乗り越え、感動の66年ぶり連覇を達成した直後のリンクサイドだった。
優勝した羽生とともに銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)、銅メダルのハビエル・フェルナンデス(スペイン)という表彰台の3人が輪を作るように立ち、互いに肩に手を置いて声を掛け合っている。そして、羽生は時折、目元を押さえるようにしながら感極まった面持ちを見せ、抱擁を交わした。金メダルを争った3人が称え合う、なんとも美しいシーンだった。
米スケート専門メディア「アイスネットワーク」は「男子のメダリストたちによる、素晴らしきスポーツマンシップの光景」と公式ツイッターで紹介。実はこの時、最も近くにいた一人が羽生とフェルナンデスを指導するオーサー氏だった。教え子の微笑ましいシーンにいてもたってもいられなかったのだろう。背伸びをするように自身のスマホで撮影していた。