ドラフト前代未聞の「隠し玉」指名、記者が現場急行の事態に 異色の大砲に球界がざわついた夜【ドラフト事件簿】
プロ野球・ドラフト会議がいよいよ今日24日に開催される。1965年に第1回ドラフト会議が行われて以来、これまで数々のドラマや“事件”、あっと驚く指名も誕生している。ここでは過去の出来事を振り返る。日本ハムは2011年、驚きの隠し玉を7位で指名。ドラフト終盤に球界をざわつかせた。
きょうプロ野球・ドラフト会議
プロ野球・ドラフト会議がいよいよ今日24日に開催される。1965年に第1回ドラフト会議が行われて以来、これまで数々のドラマや“事件”、あっと驚く指名も誕生している。ここでは過去の出来事を振り返る。日本ハムは2011年、驚きの隠し玉を7位で指名。ドラフト終盤に球界をざわつかせた。
東海大・菅野智之投手を1位指名し、巨人とのくじ引きで交渉権を得た日本ハム。この夜、ドラフト7位でまさかの隠し玉を指名した。早大ソフトボール部に所属していた大嶋匠捕手だ。
大学リーグ戦で13試合連続ホームランを放つなど、既にソフトボール界ではスター選手だった。ただ、ソフトボール部からプロ野球のドラフト指名を受けるのは前代未聞の出来事。報道各社には急遽現地に向かうことになった記者もおり、話題性も抜群だった。
大嶋はプロ1年目、春季キャンプの紅白戦でいきなりバックスクリーン弾を放って驚きを呼んだ。3年目に初めて1軍昇格するなど通算15試合に出場し、15打数3安打の打率.200。7年間のプロ野球生活を終え、引退後は群馬・高崎市役所に入庁したことでも注目を浴びた。
(THE ANSWER編集部)