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井上尚弥、陥落した弟・拓真に配慮 感想を求められ「ここで話すことではない。1時間かかる」

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が21日、都内で取材に応じた。13日にはWBA世界バンタム級王者だった弟の拓真(ともに大橋)が王座陥落。弟に関する質問には口を閉ざす配慮を見せた。

井上拓真のセコンドを務めた尚弥(手前)【写真:中戸川知世】
井上拓真のセコンドを務めた尚弥(手前)【写真:中戸川知世】

井上尚弥が収録参加

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が21日、都内で取材に応じた。13日にはWBA世界バンタム級王者だった弟の拓真(ともに大橋)が王座陥落。弟に関する質問には口を閉ざす配慮を見せた。

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 13日に弟の拓真が堤聖也(角海老宝石)に判定負けし、WBA世界バンタム級王座から陥落。兄に次ぐ4団体統一の夢は大きく遠のいた。この日の井上は自身の近況などを語った後、弟の試合について聞かれ「拓真の試合に関しては、今ここで話すことではないのかなと思う」と配慮。「長くなっちゃいますよ。1時間くらい」と笑った。

 自身は9月3日に元IBF王者TJ・ドヘニー(アイルランド)に勝利。すでにスーパーフェザー級を含むジム内の選手たちとのスパーリングを再開し、「今日もこの後やります」と意欲を見せ、「ここからあと2か月。計画的にいこうかなと思う」と次戦に照準を合わせた。

 今年は7年ぶりの年間3試合を予定し、次戦に関する会見は24日に行われる。12月に首都圏で計画される次戦の相手はWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)が有力候補に挙がり、来年は米ラスベガスでの大型興行も浮上。指名挑戦権を持つ元WBA王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)も井上戦を熱望している。

 この日はWOWOWの「エキサイトマッチSP」のスペシャルゲストとして収録に臨み、ドヘニーに7回0分16秒TKO勝ちした9月3日の試合を自ら解説。収録された「井上尚弥出演! エキサイトマッチSP『井上尚弥VSTJ・ドヘニー』『武居由樹VS比嘉大吾』」(WOWOWライブ&WOWOWオンデマンド)は11月4日午後9時から放送される。


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