村田諒太陥落は「今年最大の番狂わせ」 米リング誌選出、もう一人の日本人元王者は?
2018年シーズン、ボクシング界では様々な名勝負が生まれた、最も権威を持つ米専門誌「リング」では年間アワードの10部門の候補を発表。日本の誇る2人の王者陥落が「今年最大の番狂わせ」にノミネートされている。
リング誌が「アップセット・オブ・ザ・イヤー」の5試合を選出、うち2試合が日本人王者の陥落
2018年シーズン、ボクシング界では様々な名勝負が生まれた、最も権威を持つ米専門誌「リング」では年間アワードの10部門の候補を発表。日本の誇る2人の王者陥落が「今年最大の番狂わせ」にノミネートされている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
ボクシング界で「バイブル」と呼ばれるリング誌では1928年から毎年恒例となっている年間アワードの候補を発表した。
大番狂わせを意味する「アップセット・オブ・ザ・イヤー」の候補5試合では日本人の元王者2人のタイトルマッチが選出されている。
一つは4月に行われた元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が同級2位のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)を迎え撃った一戦。日本史上最多15連続KO勝利中だった王者・比嘉だが、前日計量時に体重超過で王座を剥奪されると、試合でも動きに精彩を欠いた。いつもの豪快さは影を潜め、9回1分14秒TKO負けを喫した。
そしてもう一つが、10月に行われた元WBA世界ミドル級正規王者・村田諒太(帝拳)の2度目の防衛戦。ロブ・ブラント(米国)を相手に、下馬評では絶対的有利とされた村田だったが、ブラントのスピードと手数に圧倒され、0-3の判定負けを喫した。ブラント戦の勝利後にはGGGこと、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのビッグマッチも計画されていただけに痛恨の黒星となった。
一方、「カムバック・オブ・ザ・イヤー」候補には31日にマカオで元3階級制覇王者ドニー・ニエテス(フィリピン)とWBO世界スーパーフライ級王者決定戦を行う井岡一翔(SANKYO)が選出されている。
(THE ANSWER編集部)